<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

「耳に残るは君の歌声」

2011年12月29日 |  映画
2000年、イギリス・フランス合作

ロシアのユダヤ人の少女が、出稼ぎに出た父親を探して
イギリス・フランスと渡りアメリカにたどり着く
ストーリーを一言で言えばそんな感じですが、

映画として見た場合、
このストーリーは重要じゃないと感じる。

映像で語る、この監督は、
最大限に台詞を削り、フランス映画特有の
真っ暗な画面でリアリティを追求しています。

ここに主演がクリスティーナ・リッチとジョニー・デップ。
ジョニーがジプシーの寡黙な馬使いを演じていますが
う、美し~・・。

ジョニーはハリウッドより、フランス映画が似合う俳優だと
常常思っていますがー・・。

このタイトルはオペラの曲名と同じですが、(ビゼー作曲)
実は「歌」がモチーフになっていて、
クリスティーナ演じるユダヤの少女フィゲレ(後にスージー)が父親から
歌い継がれた子守唄、パリの街の歌劇団の歌手が歌うアリア
ジプシーが集まって歌われる歌、
そういう歌を全編にいれながら物語は進んでいきます。

ところが、私としてはすごーくやっぱり残念なのは
俳優が歌ってないこと。
口パクは感情を表現するのに
非常にむつかしい。

特に主演のクリスティーナは異和感ありあり。
口があんまり開いてないですしね。

ミュージカルじゃないけれど、歌がある映画は
やはり歌える役者の方がベストなのでは、と思います。

監督さんはクリスティーナを使いたかったのね。

ジョニーは歌わないけど、ジプシーの雰囲気がとてもよく似合ってました。

最近、特に思ったのは、私は
音楽のある映画が好きなんですねー。
はまってDVDを買った「奇跡のシンフォニー」もそうですし。
「ムーランルージュ」も大好きだった。
ミュージカルに限らず、音楽がモチーフの映画ってことです。

さてー今度は何を観ようかな。



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