この冬はとらも婆も湯たんぽが放せません。
夕方になると台所のストーブにやかんを乗せておきます。
今夜はやかんに水を入れすぎたので、
沸騰と同時にお湯が口からあふれ出して、
「火事になるところだったんだよ!入れすぎなんだよ、全く!」
と婆を責めるから
「そんなに言わなくてもいいでしょうがー、しつこい男はもてないぞ!」
「いいよ。ずっと一人で暮らすから」
なーんて言うもんだからおかしくてついでにからかってやった。
「その時は婆も一緒にいてもいい?婆がいると便利よー。掃除、洗濯、料理してあ
げるしー。で~、お小遣い頂戴。それで一ヶ月に一回はうーちゃんとふうちゃんと
三人で日帰りバスツアーに行くんだー」
本当にそうなるといいなー。
爺の遺族年金とあわせ、まだまだ元気な三婆で年に一回は温泉宿泊して。
あー、楽しそう。
爺よ、殺してしまってごめんね。
空想の世界に入り込んでしまった婆でした。
夕方になると台所のストーブにやかんを乗せておきます。
今夜はやかんに水を入れすぎたので、
沸騰と同時にお湯が口からあふれ出して、
「火事になるところだったんだよ!入れすぎなんだよ、全く!」
と婆を責めるから
「そんなに言わなくてもいいでしょうがー、しつこい男はもてないぞ!」
「いいよ。ずっと一人で暮らすから」
なーんて言うもんだからおかしくてついでにからかってやった。
「その時は婆も一緒にいてもいい?婆がいると便利よー。掃除、洗濯、料理してあ
げるしー。で~、お小遣い頂戴。それで一ヶ月に一回はうーちゃんとふうちゃんと
三人で日帰りバスツアーに行くんだー」
本当にそうなるといいなー。
爺の遺族年金とあわせ、まだまだ元気な三婆で年に一回は温泉宿泊して。
あー、楽しそう。
爺よ、殺してしまってごめんね。
空想の世界に入り込んでしまった婆でした。