VOL2 わ・た・し流

おとぼけな私ですが 好きな本のことや 日常のなにげない事等 また 日々感じたことも書いていきます。

永遠の桃花通信40

2021-11-20 19:13:44 | 永遠の桃花

枕上書を読み始めて ちょっと興味を惹かれたところ

が あった。

枕上書は 漢字が読めないところが多くて ちょっと

苦戦してますが・・( ;∀;)

まして ドラマを見ているわけでもないので

中国語読みでなんと読むのかわからず 漢字をどうやって

調べて入力したらよいのかもわからず

紹介するのも一苦労です・・・

 

物語では 阿蘭若という比翼鳥族の娘の夢幻に取り込まれた

鳳九を救う為 その世界に入り込んで阿蘭若の夫君に

なり替わった帝君が、阿蘭若になった鳳九を助けて

傷を負った際の二人の会話です。

 

『肩の傷は勿論痛んだ、しかし この種の痛みはそれほど

気にならない。彼は鳳九の前で装うのを楽しんだ。

彼は気づいたのだ、小白には 弱き者を哀れむ心がある。

彼が時々弱みを見せ、弱いふりをすれば

例え彼女をひどく憤怒させる事があっても、いとも簡単に

怒りを消す事ができる』

 

これは・・・まさに 叔母 白浅の持つ心根と同じでは?

 

と 考えて 夜華もきっと白浅に同じ思いを持ったに

違いないと 改めて思ったのでした。

ただ、十里桃花は 白浅目線で書かれているので

読者が想像をたくましくするしかなかったと思います。

 

という事は ある程度 その事実を読者が知っても

知らなくても 物語に影響はない ともとれます。

 

枕上書では その後 鳳九が帝君を まるで子供の

ように扱うお祭りでのシーンが描かれていて

ほっこりさせられます。その反面 頑固で信念を

貫く強さ 強烈な自立心も描かれます。

原作 枕上書はまだまだ序盤でしょう。

鳳九は 桃花ドラマで出てくる 情を引きずるタイプ

ではなく、きっちり清算して前を向くタイプでした。

そして とても辛抱強い 決して泣き言など言わない

潔いタイプ。

この物語は 独白ではなく 普通に進行していく

ストーリーなので 各人の思惑などが わかりやすい

です。

 

でも 小説家って どうやってこんな複雑なストーリーを

編み出せるのでしょうね・・・

感嘆するとともに 訳もとても大事だと感じます。

他国の言語を使って、どう この世界観を伝えるのか

中国語は まして難しい

漢字は共通の所もあるけど やはりそれほど簡単では

ないでしょうね。

敏敏公主さんに感謝です。