教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

SHIKI

2013-10-17 | お店情報

10月26日(土)のT☆ROCKS10周年記念イベントでの個人的な出し物は、

いつものNITE-RANGERではなく、以前やっていたバンドWILD JAP'Sなんだけど、

えっと名前の由来は当時DAMN YANKEESと言う、スーパーバンドがありまして・・・、

メンバーが、ナイトレンジャーのジャック・ブレイズ、スティクスのトミー・ショウ、

テッド・ニュージェント、マイケル・カーテロンなる名だたるメンバーからなるバンド

なんだけど、そのバンド名に対抗しての、ワイルド・ジャップスね。

ヤンキーとジャップをかけてるだけだけど・・・。

 

アメリカンロックを目指していたわけで・・・。

ま、そのバンドの曲を10周年で10年ぶりくらいにやろうかなと思うんだけど、

多分、店を始めた年に記念イベントでオリジナルメンバーでやった気がする。

その他でやったっけ?Kyo-chanに聞かないとわからない。

彼がいないと絶対にやってない。

このCDジャケのカマロは左上のSHIKIの所有車。

しかしこのアルバム、前回も書いた気がするけど、曲によってはテンポが

やたら早いな。ちょっと曲の良さを出し切れていない。

それにしてもこのときはSHIKIがクリックを使えなかったので、全員一緒で

録ったんだけど、後からギターは差し替えて、しかもタブルで録ってるんだけど、

驚くほどきっちり合ってる。こんなにテンポが揺れてるのに神業だよ(笑)。

でもね、当時はドラムの音を物凄く良く聞いてクセもつかんでいるので、

ここは早くなる、遅くなる・・・なんて全部把握してるんだよね。

ベースは最後のバラードは全部差し替えた。弦を張り変えたばかりで、狂っちゃって。

仕方なくね。それでも特に苦労もなく差し替えられたけど。

他の曲は直してないと思ったな。一発で録ったまま。

 

ドラマーのSHIKIは今はもういないので、ヘルプでニテレンジャーのdayuねえさんに

叩いてもらんだけど、やっぱりリズム感は違うので「彼女はこんな感じ」って意識して

おかないといけない。非常にパワフルで突っ込み気味でバタバタしてるSHIKIとは

対照的にやや後ろに重心が来るレイドバックしがちなdayuさんのドラムとは

だいぶ違う。もちろんもうニテレンジャーで慣れてるんだけど、ことWILD JAP'Sに

の曲に関してはどうもまだ彼のドラムが鮮明なので・・・。そりゃそうだよね、この

バンドは彼の死後、あまりやってない。

それでもT☆ROCKS旗揚げのときにやって、今回の10周年でやるってのは

偶然かな。別に10周年だからって特別でもないのかな。

 

流行に敏感で、なんでも先取りすることが得意だった彼だから、今生きていたら、

PC関係やスマホ関係、流行ってる音楽なんかにもやたら詳しいだろうな。

器用だったからなんでも使いこなしていると思うよ。

アコギなんか俺たちの中で一番うまかったし、音楽センスも凄くあった。

生き抜く力も強かったし、負けん気も凄くて、人より劣ることが大嫌いな

奴だったなあ。自慢したがりでさ。

それでも仲間を思う気持ちも大きくて、まっすぐ俺たちを友達と思って、

掛け値なしに信頼してくれてたよね。

ま、3人ともそうだけど。

プライドが高すぎたな。

そんなに見栄を張らなくても良かったのに。

もっとHELPしてくれても良かったかもな。

ま、何度か言ってくれたけど、それでも俺たち以外にもHELPは出していたわけだが、

結果的には無理だったわけだ。

人間は人間とかかわるから幸せにも不幸にもなるんだよなあ。当たり前だけど。

信じていたけどダメだったわけだろ。

気持ちはよくわかるぜ。

 

良く考えたら初めて会ったのは俺が22歳くらいのときだっけ?

一番初めはレベッカのコピバンだったよね。

キーボード弾いてた。まったくキーボードやらギターやらドラムやら、才能の

あるやつだったよ。もっとうまく引き出せれば良かったと思うよ。

君は少し大雑把なところがあったから、使いこなせていなかったんだ。

ホラ、演奏にしても出来るかできないかギリギリのところを狙う・・・、

これだと使えないんだよ。大風呂敷も広げるしな(苦笑

俺は逆なんだ。出来ると思っても「さあ、どうだか・・・」なんてあいまいに

答えちゃう。

何度も言うけど本当に君は才能があった。嫉妬したくらい。

凄いやつだといつも思っていたよ。

聞きたかった言葉だろ?(笑)。