聞いた話なので、事実が間違っているかも知れないので、「もしこれが
正しかったら」の話なんだけど、どこかのプロミュージシャン(いい歳)が、
ライブ中に最前列のお客さんが「楽譜で顔が見えない残念」ってツイートして
それを後で知ったミュージシャンがツイッターで「二度と来るな、死ね、殺す」と
ツイートして、そのあと、「やっぱりいくらなんでも言い過ぎた、申し訳ない」って
謝罪をした・・・らしいけど、まあ、そのこと自体は人それぞれ考え方もあるだろうし、
本当に殺したいほど激怒したんなら、そう言えばいいんじゃないかとも思うし、
つぶやき自体は責任もないだろうから、好きにすればって思うけど、まず、
根本の考え方がね、違う側面から考えられなかったかな、と思うね。
例えば、ライブ中にお客さんがこっちに集中してくれないなんてときに、
お客さんのせいにしたり、店のせいにしたりする前に、自分たちに魅力がないから
ではないかって考えられないか。
自分は昔、ライブは必ず録画をしていたんだけど、例えば、明らかに手抜きの照明を
してるな、ってわかっちゃうこともあるんだよね。で、そのときに思ったのは、
結局自分たちが魅力的になって、スタッフが「これは照明に力を入れねば!」って
思ってくれないことには根本的に解決にならないなって思っていたね。
お店に文句言ってもそりゃ、改善されるだろうけど、悔しいもんね(笑)。
もし途中でお客さんが帰ってしまってもそれも全て自分たちのせい、途中でスマホ
いじられても自分たちのせい、って思うね。
いや、中には本当に関係なく迷惑なお客さんもごくごくたまにいるかも知れない。
それは例外として、もし途中で集中力を切らしてしまったお客さんがいた場合、
厳しいようだけど全て自分たちのせいだと思ってテージを作り上げると言うのが
根本にないといけないんじゃないかなと思う。
だから、初めのツイッターの話に戻るけど、確かに最前列でスマホいじられたら、
つらいのはわかる。頭くるかも知れないんだけど、なんというか、その前に
「顔が見えない」「けど、それを余りあるくらいに良いコンサートだった」って言ってもらえる
ようにがんばらなければ、って思わなかったかな。
お酒飲んで暴れて他の人に迷惑かけた、とかだとまた全然別の話になるんだけど、
もし聞いた情報が正しければの仮定だけど、それならそういう風に考えて、挽回
したいって思わなかったのかなあ・・・って思う。
ま、だけど、人それぞれだからね、これは自分だけの美学。人に押し付けるもんじゃ
ないから、自分が正しいと思った行動をすればいいと思うけどさ。
それにプロなんだし。責任は自分で取らなければいけない厳しい現実があるだろうし、
わかっているんだろうけどね。
そういった諸々も重々承知の上で言ったのかも知れないし。