教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

ライブ録音について(外部マイク導入)

2015-11-10 | お店情報

T☆ROCKSのライブ録音に、外部マイクもプラスすることが出来るようになりました!

詳細はこちら。

 

ライブ録音と言えばね、やはりライブハウスならではの綺麗なライン録音だよね。

普通のスタジオに行って設置されてるマイクを使って録音してもオンマイクでは

ないので、どうしてもクリアさに欠ける。

よくYoutubeで有名アーティストのコンサートのライブ映像が上がっているけど、

客席で録ったやつは音が悪いでしょ。ベースとかキーボードとか全然何弾いて

いるかわからない。でもライン録音をしたやつだと、程度の差はあれ、クリアで

聞きやすいよね。

 

でも、綺麗すぎて臨場感や迫力にやや欠けるのも事実。

きちんと市販されているやつは、いい具合にオンマイクの音と客席の音が

混ざって丁度良い感じに仕上げていると思うけど、それをT☆ROCKSでも

出来ないかと思って、やってみた次第。

 

これ、以前から考えてはいたんだけど、せっかくライブハウスでたくさんマイクが

立っていることだし、やはりここは綺麗なライン録音に特化した方がいいかなと

思ってそうしていたんだけど、先日、セッションホストリーダーの方に、アドバイスを

受けて、これはやってみようと思った次第。

 

実際、自分でも自分のステージのライン録音は綺麗でいいけど、ミスも目立つから

怖いなあと思ってもいたし、ああ、ピッチが甘い・・・とかね(笑)。かと言って

外部マイクだけだと、迫力は出るけど、かなり厳しい音になる。

 

ほぼ50%くらい外音を足したところ、やはり思った通り、いい具合に混ざりあって

ラインの音に臨場感と迫力が加わる感じになった。広がりも出ますね。

ま、多少の差だけどね。

 

もちろん従来のライン録音の方がやはりタイトさ、クリアさには軍配が上がるので、

もちろんその方式での録音、録画も今まで通り、出来ます。

つまり、ラインのみか、ライン+外部マイクのどちらかを選んで録音、録画出来るように

なったと言うわけです。

 

 

 

 


スタジオ練習の掟

2015-11-10 | 音楽的アドバイス

バンドの方は主にスタジオで練習していると思います。

ただ、学校でスタジオ練習の仕方・・・なんて習っていないので、

試行錯誤しながら、バンドごとに色々なやり方で練習していると

思います。

もちろん自由でいいのですが、気を付けなければいけない事柄も

あるのでちょっと基本的なことから書いてみましょう。

 

まず、音量。これはどのバンドさんも悩ましいところであるでしょう。

ロック系は特に大きい音でやりたいよね。

ただ、結局のところ、部屋の大きさに比例してしまうんだな、音量は。

障害物がなく、音が全部飛んで行ってしまう環境なら、かなり楽。

でも通常は部屋の壁にあたって跳ね返ってきて、いわゆる回る感じに

なってしまう。

なので、やはりVo、Drumに合わせて、アンプの音は徐々に上げていくのが

いいだろう。Voも(声量が無い方は)ハウリング寸前まで上げるしか手はないけど、

そうすると、楽器隊の音まで拾って、モニタースピーカーから返って来て、

やかましい感じになるので注意。

Voさんはなるべくアンプのスピーカーが直に自分に向かないように気を付けて、

アンプの向きを調整してもらって、爆音から逃れるようにするといいね。

(楽器隊が大きな音の場合だけど)

またあくまで練習なので、リバーブ系はあまりかけ過ぎない方がいいだろう。

出来ればゼロの方が聞き取りやすいし、無駄なハウリングが起こりづらい。

ピッチのズレなどもわかりやすいと思う。

スタジオの卓にグラフィックイコライザーがついている場合は、とりあえず

フラットで始めて問題がなければそれでいいけど、Voが聞こえづらい場合で、

尚且つこれ以上ボリュームを上げられない場合は、800Hzから2.5KHzあたりを

少し上げると同じボリュームレベルでも声が前に出る感じになって聞こえやすく

なる場合があるので、試してみよう。

尚、歌に関しては100Hz以下はほぼいらないので、もしローを拾って

不具合があるようならバッサリ切ってもかまわない。

ロック系の場合は、音質云々より聞こえるか聞こえないかの方が大問題

だからね。

 

またギターがひずませ過ぎて、やたらとピーピーとハウリングを起こしている

場合も多く見受けられが、それは100%アンプやEF、あるいはギター本体の

セッティングが悪い。「ハウリングするくらいゲインを上げないと好きな音に

ならない」ってのは言い訳にならない。改善を求めよう。

 

また、ギターケースやエフェクターケースのふた、その他演奏に必要がないものが

足元に置きっぱなしになっていたり、またはほかのメンバーの邪魔になって

いないかな?

自分が演奏に夢中になってしまうと、人のテリトリーに荷物を置きっぱなしにして

気づかない時があるから要注意!

 

またドラマーも少し、頭に入れておいて欲しいのが、広い場所なら問題ないけど、

そうでない場合、例えばライドシンバルを低く真横に設置した場合など、余った

スタンドが外側に大きく飛び出す場合などがある。

もちろん仕方ないことなのでどうしようもないんだけど、狭い場所だったら、

一言、気を付けるように言った方がいいかもしれない。

丁度楽器を構えた位置にある場合が多く、ボディに見事に突き刺さる(苦笑

 

また、ありがちなのは、アレンジなどの話し合いをしているときに、自分だけ

大きな音を出して練習してしまう困ったちゃんがたまにいる。いや、若い人だと

結構いるかもしれない。

これはとても迷惑でバンドが前に進まないので、ぜひ気を付けたいところ。

「無駄な音は出さない」

これは練習時間を有意義に使うコツの一つである。

「人が話しているときは邪魔になる音を出さない」鉄則です。

 

「遊ぶ時は、課題曲をやってから」

まあね、いつも練習している曲より新しい曲の方が楽しかったりするよね。

でもやらなければいけない曲をやる前にそれをやっちゃうと、やはりいつまで

経ってもうまくならないので、まずはやるべき曲、アレンジ等を詰めてから、

遊びタイムにしよう。