お店の近くの本屋さん。
結構古くからあったと思うなあ。
少なくとも20年以上前からあったと思う。
結構人は入っていたと思うんですけどね。
自分も随分利用させてもらいました。
音楽雑誌はどこでも買えるとして文庫本なんか割と多く買った
覚えがあります。(文庫本もどこでも買えるけど)
”細雪”を買ったのもここ。初めに上巻を買ってその後、読んじゃったから
中巻と下巻を同時にレジに持って行ったら「上巻はなくてもよろしいですか?」
って聞かれたんで「大丈夫です」と答えたのを覚えている。
「上巻を買ったのも私ですから」とインテリ風に答えればよかった。
三島や太宰、川端康成、宮沢賢治、夏目漱石なんかもここで買った記憶がある。
偉そうに書いてるけど、文豪の本は正直面白いのもよくわかんないのもあるよ(笑)。
小説の他には哲学の本を買ったり自己啓発本を買ったり、近代世界史の本や
はたまたカセットテープが紹介されてる本なんかも買ったなあ。
あ、たまに占い方面も少々(笑)。ほら、乙女だから。
新選組関連はここの本屋さんは弱いからあまり購入した覚えはない。
最後に買ったのは「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」と、
アドルフ・ヒトラー著の「我が闘争:上下」の3冊だ。
「アンドロイド・・・」は映画化されていて題名は「ブレード・ランナー」。
内容は結構違うね。背景は同じだけどあらすじはだいぶ違う。
映画の方が随分と省略されている。あの映画は映像が凄く好きで割と
何回も見た。ラストもいいよね。
先日、多摩方面の火災(?)だったか(違ったらごめんなさい)の映像で
大きな火の手がボンボンと上がっていて、ヤフコメ欄で「まるでブレード
ランナーじゃねえか」ってコメがあって同じこと思ったんで納得してしまった。
ヒトラー関連の本は日本だとまだ大丈夫かもだけど、おそらく世界的に
あまりおおっぴらに読めないはず。発禁だった時代もあるわけで。
アーリア人(定義は様々)を中心とし優良な人種で交配し劣勢な遺伝子は
排除していくと言う彼の考えは多かれ少なかれどの国家も歩んできた道だろう
と思う。現代はそういう価値観はだいぶ違ってきているようだ。
いいとか悪いとか一概に一言では言えない。
あ、そう言えば、アウシュヴィッツ収容所を描いた「夜と霧」もここで
買ったんだ。
好きな本屋さんでした。
店員さんは色々変わっていると思うけど、どの方も丁寧で良い印象でした。
最後の本を買った後1か月しないうちにお別れになりました。
確かに張り紙はしてあったけど、早かったな。