香取慎吾君は何一つ悪くない。
ま、別に誰も悪くはないと思うんですけどね。
以前から常々感じていたんですが、この昨今TVなどで見かける
”ロックアーティスト系のパロディ”
これがどうも気になる。
確か以前も書いたと思うけど、メタル系は決まって
長髪、メイク、派手な衣装、気の狂ったような尋常でないシャウト、
時には舌を出したり、目をむいたり・・・。
な、イメージで面白おかしくパロディにされる。
時代が時代なら悪魔憑き、もしくは狐がとりついたか、
はたまた魔女かも知れない・・・。
中世なら火あぶりだね。
このCMは特にひどい。
何度も言うが、おそらく誰も悪くはない。
モラルが無いわけでもない。
目くじら立てることもないんだ、きっと。
(ちなみにGコード、押さえてるね慎吾ちゃん。でもどちらかと言うとフォーク系の
押さえ方だな(笑)なぜパワーコードにしなかった?)
でもこうやって、メタル兄ちゃんが明らかにバカにされている
映像を観ると悲しい気持ちになるし、嫌な言い方だが、結局のところ
ロックの魔法はもうとっくに解けていて、当時の新しくてかっこよく高尚な
芸術(言い過ぎだろうけども)みたいなイメージは既に擦り切れて、
今や笑いものにされるくらい古臭いものになったのではないかと
感じてしまう。
ロバート・プラントやジミー・ペイジは笑いものにはなっていなかった
と思うんだ。好きな人には憧れの存在だったと思うし、そうでなくとも
パブリックの場でここまで(馬鹿にされているように見える)パロディに
される存在ではなかったと思うんだけどな。
何度も言うけど決して誰も悪くはないし別段悪意も感じない。
今、ロックは一般からはこういうイメージで見られているのか、
こう言う扱いでいいと認識されているのかと思うと寂しいのだ。
老兵は去るのみ。