ケイト・ブッシュの
『天使と小悪魔』 - The Kick Inside (1978年)
と言うアルバムがとても好きで。
ケイト・ブッシュのデビューアルバムなんだけど、
ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアがプロデュース、
全英3位と言う快挙。日本でどのくらい売れたのかはわからない。
でも結構人気あったよねえ?
しばらく聞いていなかったんだけど、ようつべで”嵐が丘”の
プロモを今さら発見(笑)。
デヴィッド・ギルモアがプロデュースと言うだけあって、
プログレちっくなアレンジも聞けるアルバムなんだけど、
全曲とても良い曲で、凄く良い曲、良いメロディを書くなあと
思って聞いていたアルバム。
その後はそれほど追いかけなくなったんだけど、結局このアルバムが
個人的に一番好き。
特に日本のTV番組でも使われた(いまだになんであそこで使われたのか
わからない)楽曲、「嵐が丘」(原題:Wuthering Heights)がもう
凄い出来で、変拍子なのに(笑)ポップで切なくてメロディが良くて、
アウトロの歌が消えてギターだけになるところなんてなんか泣けてくるような
感じで、”冷たいヒース・クリフ”って歌う歌詞がまたなんとも情念が
凄くて(歌詞カード見ないとわからないけど)、とにかく凄く琴線に
触れる曲なんだよね。
ま、肝心の「嵐が丘」は観ていないんでヒース・クリフがどんな
人物なのかわからないけど(笑)。
余談だけど少女漫画の吉田秋生の描いた”カリフォルニア物語”の
主人公も”ヒース”で確か同映画から取ったと言っていたような気が・・・。
全巻持っていたんだけど今はもう全部捨ててしまってない。
それより、”嵐が丘”のプロモ!
まあ、ケイトのライブはいくつか目にしていたので
当然ダンスやパントマイムなどが入ってくるだろうとは
思っていたし、実際その通りなんだけど、やはり楽曲の
良さも手伝って美しく妖艶で哀しく、また奇妙で狂気も
感じられ、ケイトを映しているだけなのに映画のラストシーンの
ような映像。
おそらくTVで使われていたんでイントロは聴いたことがある人も
多いかと思うけど、やっぱりサビが凄く印象に残って良いですよ。
王道よりちょっと外れたひねくれポップスがお好きな方におすすめ。
なんと3バージョンありました(笑)。どれも甲乙つけがたい出来です。
あなたはどれが好きですか?
しかしこう言う映像はやっぱり西洋人だよね(笑)。それも寒い地方の。
これをアジア人がやってもダメなんだろうなあ・・・。
まあ、あくまで”絵”としてだけど。
また余談だけど、誰かこの楽曲でフィギュアスケートの演技しないかな?
なんかドラマチックで良いと思わない?(笑)。