教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

dimの表記の仕方

2018-10-16 | 音楽的アドバイス

教えて!TOSHIさんならぬ、教えて!皆さん(笑)

 

以前からちょっと疑問だったんだけど、

曲をコピーしていて、コードネームをベースの

ルート音やメロディなどから取っていくと、

まあまあほぼほぼ正確に取ることは出来ると

思うんだけど、ディミニッシュコードがね、

いまだにどれが正解な書き方かわからない。

 

例えば、最近コードを取った曲で、

E♭→ディミニッシュコード→Gm

と言う流れがあって、ベース音は

E♭からGに上がって行くために間に

F#の音が入ってますよってことなんだけど、

コードネームとしては”F#dim”で合っていると

思うんだけど、ディミニッシュコードって構成音が

同じコードが4つ存在するでしょう。

 

F#dimの構成音は、F#、C、E♭、Aの4つ。

F#をルート音と考えると、

1度、5度のフラット、6度、3度(マイナー3度)

 

ルート音を変えてもこの構成音だと、同じ音構成で

Cdim、E♭dim、Adim、が存在する。

 

なので、仮にコードネームをどの表記にしても

ギターやピアノで和音を弾く際には一応支障がない。

一応と書いたのはどの音を一番下に持ってくるかで

響きが違って聞こえるので、順番はどうなっても

不協和音にはならないけど響きが違って聞こえるから

ルートの音(ベース音)が違って聞こえるかもって

言う懸念から。

 

なので、F#dimの表記の代わりにCdimと書いても

支障はないのかな?とも思うんだけど、ただここで懸念

されるのはベースがC音を弾くとコード自体が違って

聞こえる可能性があるので、そういう意味では

F#dimと書くべきか・・・とも思うんだけど(実際にこの曲で

ベースはF#音を弾いている)

いや、それでもベーシストがF#dimの解釈として5度の

フラット音としてC音を弾いても間違いではないわけで・・・(笑)。

(あんまりいないか)

 

ああ、ややこしや。

 

また、E♭dimと表記してベースがE♭を弾いても困るし、

(そもそもその前のコードがE♭なので同じ音が続いてしまう)

Adimと表記してAを弾かれても困るだろうし・・・。

 

この曲のこの部分の性質として経過音としての使い方なので

パッシングディミニッシュと思われるのでF#dimの表記が

一番適していると思われるんだけど、ベーシストだと

どうしてもベース音を気にしてしまうのでどうも

表記の仕方にこだわってしまうと言うか・・・(笑)。

 

ちなみに経過音としての使い方のコードとしてm7♭5も

同じように使われる。こちらはマイナーセブンスコードの

構成音に5度が半音下がっただけ。

ディミニッシュと違って6度の代わりに7度が入るので

より自然な響きだよね。

 

それと、構成音が似ていることから、ドミナントセブンス

コードの代わりに半音上のルートを持つディミニッシュコードを

使う場合もある。

F→G7→C、これを以下のように代理コードにする。

F→G#dim→C

 

 


昨今のJ-POP事情

2018-10-16 | 音楽的アドバイス

レッスンでギターやベースなどを教えているんですが、

基本的なこと、理論、色んな奏法、演奏の仕方の考え方、

独奏かバンド演奏か・・・などなど多岐にわたってなるべく

色んな側面からアプローチが出来るように説明しているつもり

ですが、さすがに今の若者にスモーク・オン・ザ・ウオーターばかりじゃ

飽きるようで(笑)、リクエストも取り入れています。

 

J-POP的な曲が多いのですが、やはり自分たちが楽器を始めたころ、

いや、もっとさかのぼってTVにかじりついて歌謡曲を聞いていた

小学生の頃に比べると情報量が倍くらいの楽曲が多い(笑)。

 

歌詞、テンポ、コード展開、コードの数、転調、リフ、

仕掛け等、1曲の中にかなり多く詰め込まれているなあと感じる。

 

特に感じるのは”速い”ってことと”複雑”ってことかな。

 

”速い”って言うのは単にスピードのことじゃない。

それならXの紅も速いけどあれは別段コード展開が速いわけじゃない。

テンポが速いだけでむしろコード展開は遅い方かも知れない。

 

”そのBPMで1小節の中で2回以上コード展開しちゃうんだ”とか、

”そんな細かい譜割りで歌詞を詰め込むんだ”みたいな感じ。

 

要は若者の脳の処理のスピードにだんだん追いつけなくなって

いるんじゃないかなって話か(笑)。

 

自分が小学生の頃に大人が「最近の曲は速すぎてよくわからん」

とか「そんな早口で歌っても伝わらない」みたいなことを

言っていたような気がするんだけど・・・今そこ(笑)。

ついに自分もそんなことを言うようになったか・・・。

最近の文字は小さくて読めない!by渡辺謙

 

それでもアニソンに比べると随分とわかりやすい方だとは

思うけどね。PCで作ったやつはちょっと「?」がついちゃうのが

多い気がするんだ。

やっぱり本人が楽器を持って歌いながら作った曲の方がしっくり

くる気がするんだよね。

 

また最近のバンドは異常に上手い。テクニカル。そしてこれまた

速い(笑)。もうちょっとおとなしく弾いてろって感じ(笑)。

そんなに指版上を動き回るんじゃない、コピー出来ん!

 

それと最近のトレンド(?)なのか、m7♭5、それとdimコードが

とても多いね。

 

まあ、レッスンなんであまり速かったり難しい曲とか、

他に楽器がいないと成立しない曲なんかは却下してます

けどね(笑)。

 

 

UNISON SQUARE GARDEN:お人好しカメレオン

 

米津玄師: アイネクライネ

 

マカロニえんぴつ:レモンパイ

 

あいみょん: 君はロックを聴かない

 

菅田将暉:さよならエレジー

 

コレサワ:タバコ