教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

ステージと客席を隔てる物

2020-05-28 | お店情報

マイマイクか・・・。

ここにきて、マイクを除菌しないとってことで、

マイマイク持参を推奨って見かけるようになりましたが、

これも一長一短がありまして。

 

(ノイズは少ないけど)出来ればいったん卓との接続を切りたいので、

ステージ上にスタッフがいないと面倒。

SM58を基準として音を作っている店が多いと思うのですが(これは

なんでもいいんだけど)あまりに違う方向のマイクを持参されると

音質違いや音量の違い、モニターの聴こえ方の違いなどが出てしまう。

その他、無指向性のマイクや感度の低いマイク、ノイズを拾いやすいマイク、

ワイヤレスマイク、ヘッドセットマイク、コンデンサーマイクなどだと

少々扱うのが難しくなってくる。

 

一度おもちゃみたいなの持って来られてまるで使えないことがあって

閉口したことがある。

 

出来れば替えないでくれたほうが、問題がなく使えるのでありがたい。

 

お店側からの正直な意見はこんなところだと思います。

 

果たして解決策は?

 

<薄利多売を止める>

 

これで解決します。

 

説明しますと、上記の何が問題って、費用を抑える要望を聞くために

スタッフを削り、時間を削る。

これによりかかる費用は軽減されますが、その代わりアーティスト側に

十分なサポートが出来ません。

アーティスト側に十分に時間をさけません。

言い方は悪いですが、十把一絡げにして対応しないと時間内に終わらせる

ことが出来ない、と言うことになってしまいます。

 

お店側は大体において、一つのアーティストに十分な時間を割き、

充分なスタッフを用意してしっかりと対応したいと思っていると

思います。

それにはやはりそれなりの対価が必要なのですが、クライアント側は当然

その数字は大きくしたくないので、兼ね合いが難しく、結局だんだんと

安かろう悪かろうに近づいて行ってしまうわけです。

 

前途した通り、実はマイク1本替えるだけでも、実は簡単ではないのです。

一瞬で終わると感じるかと思いますが、マイクによっては様々な調整が必要に

なってきたりします。

下手するとキャノンケーブルで無い物を持ってきたりして、本人にはそれが

ノーマルなわけで、こちらは手間をかけないといけない場合などもたまに

あったりします。

 

しかし、これから増える傾向にありそうなので、うちも上手く対応できるように

考えたいと思っています。

なるべく簡単に簡素なシステムで付け替えが出来るように工夫したいです。

 

ところで、ステージ上からの飛沫感染を防ぐためにステージ上に

透明シートを設置し、演者と観客との間に仕切りを設けました。

サイドが歌う場合はちょっとはみ出なくもないかも知れませんが、センターの

飛沫は完全に防げることでしょう。(動かすことが出来ないため配信、通常の

ライブを問わずこのままです)

色々、やりにくい部分もあるかと思いますし、もしかしたら必要なくなる

かも知れませんが現時点でここまでやらざるを得ません。

ご理解いただき、ご協力をいただけましたらと思います。