教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

2014

2014-01-02 | 日記

T☆ROCKSも去年10周年を迎えたわけで、今年からはまた心機一転、がんばって

行こうかなと。

かように思っている所存でございます!

日々努力、反省を繰り返してここまで来たなあと思います。

いや、本当。好感度アップ的な発言だけど(笑)。

正直に言うと、どんどん謙虚になって行く部分がある。

機材的なこととかそういう物理的な部分は、確かに勉強したり、色んな本などに

より研究したりすればある程度は色々わかる部分もあると思うんだけど、

対人間である部分も大きいので、色んな人と接して仕事をすることにより、

様々な考え方をどんどん自分にインプットすることが出来る。

 

「これが良い」と言う自分の美学、ルールは誰にでもあるよね。

今でも自分の中には基本としてしっかりある。

あるけれども、色んなアーティストの色んな考え、音楽、表現の仕方に触れて、

それを拒絶する前にまずは理解するように努めようとしていると、こう、懐が

広くなってくると言うか、自分の考えの小ささみたいなものも痛感するようになる。

同時に素晴らしい才能と出会うことも出来て、その都度、自分の才能と言う物は

全然大したことないと客観的に思うこともできる。

 

これらを全て拒否して生きて行くことも出来るとは思うし、まあ、その方が少し楽かも

知れない。そうするとプライドだけ高くて、人の批判ばかりするような大人になって行く

可能性もあるけど。

 

「歳を取ると丸くなる」って言うのも、いい意味でも悪い意味でも使うようだけど、

そうねえ、経験を積んで色んな人と交わって行く中で、余裕が生まれて、いちいち

気にしなくなる、相手を許容できるようになる、その結果、丸い性格のように見えると、

そういうのも含まれているかもね。

ま、だからと言ってなんでも許容すりゃいいってわけでもないだろうけど。

自分が違うと思えばそこは譲らなくていいとは思うけどね。

 

30代から40代くらいって一番力もついてくるし、一番調子に乗ってくるときね(笑)。

社会的にも認められてくる場合が多いんで、つい周り全てに対して力を誇示し、

優位に立とうとする。ま、多分、普通の人間、特に男性は無意識にそうなると思う。

でもそのうち、はたと気づくわけね。それってバカらしくないか?って。

いつまでもその考えに固まっているのは小さいなと。不毛だしね。

 

また自分より劣っている(と勝手に思う)人を見つけると、怒りをぶちまけるようになるんだな。

社会全体に怒りを振りまいている人も多いよね。

まあ、確かに気持ちはわかるんだけどね。わかるんだけど、いちいち怒る対象を見つけて

回るのもどうかとね。

 

そこに気づくか、ずっと周りの人間に対して戦いを挑んでいくか。

単純にどっちが正しいとも言えないとも思う。

聖人君主でもないので全てを受け入れるってわけにもいかないし、怒るのも致し方ない

部分もあるだろう。

ただ、自分の小ささも認めて、色んな人や、特に若い人たちから学ぶことも多いと言うことも

あることを肝に銘じておくといいかなと思う。

 

自分も仕事柄、同じ世代の人たちとも接するけど、やはり自分より若い人たちと接する場合も

とても多い。20年以上違うと、そりゃ稚拙に感じる部分も多々あるけど、それでもやはり、

こりゃ敵わないって思うことだってたくさんある。音楽に関しては新しい素晴らしい形態が

確実に存在する。

彼らに足りないのは当たり前だけど経験だ。

 

まあ、あまりね、これだけ老若男女と接する仕事も少ないんで、どうしても自分たちの世代を

一番だと思いがちなのは仕方ないと思うけど。

 

気が付いたら始めた頃より少し懐が広くなったような気がするなあ、と。

締めるところはところは締めて、受け入れて吸収できる部分は素直に受け入れようと

思う今日この頃。


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