長らくのご無沙汰でした。
2月、3月、年度末の行事を概ねクリアしました。
無性に自然が恋しくなり、愛車を駆ってひとりドライブに。
山里の川辺でふと発見した小さな春。
まさに、
花をのみ 待つらん人に 山里の
雪間の草の 春を見せばや (藤原家隆)
の心境でした。
やわらかな春の陽を背に受けて、しばし石に腰かけて過ごしました。
芽を出した土筆を見ていると、幼き頃の想い出が走馬灯のように脳裏を巡るのでした。
子規は
くれなゐの 梅散るなべに 故郷に つくしつみにし 春し思ほゆ
と詠んでいます。
先年、松山へ講演に訪れた時、街角でこの歌の歌碑に出合いました。
土筆摘みは故郷を思い、幼き頃を想うものですね。
丘陵の雪も消えかけて、緑が吹き始めています。
雪が消えてからではなくて、雪の下で植物や昆虫たちが春を感じていたのですね。
自然の営みに感嘆でした。
途中ですが用事が発生。つづきはまた。