仙台市天文台のフリーペーパー「ソラリスト」2022年秋号を先日星仲間の
仙台市在住のIさんからいただいた。
何気なく開いた天文相談のページ「これはもしや、隕石・・・!?」
に思い当たる節があった。
隕石の見分け方である。
こんなやり取りが書かれています。
天文台:どんな色をしていますか?
相談者:白っぽい感じです。
天:重さはいかがですかでしょうか?
相:小さくて軽い感じです。
天:磁石を石に近づけてみてください。
相:何も反応はありません。
※後日、試料について調べたところ、隕石の可能性は低いとのこと。
1984年8月22日、宮城県黒川郡富谷町(現、富谷市)に隕石が落下した。
早速、東京都上野の国立科学博物館の村山定男部長の指揮下、隕石捜索団が
結成され、宮城県内の各地の天文同好会が集まり、休日毎、捜索が行われた。
結局、隕石はメインのもの以外は発見できなかった。
テレビ等の報道で隕石らしき石をお持ちの方は仙台市天文台まで連絡を、と
当時の小石川正弘さんが呼びかけた。
小石川さんから仙南地区から問合せについては管理人が対応するように言われました。
2~3個の石を鑑定?したことがありました。
もしもあやしい石をみつけたら
・表面の色が黒や茶色っぽい?
・割れて表面がゴツゴツしている?
・割れた断面が白っぽい?
・見かけよりも重い感じがする?
・虫めがねで見るとピカピカ光るものがある?
・磁石を近づけるとくっつく?
チェックの数が多いほど、隕石の可能性大!
仙南地区の隕石らしき石を鑑定したところ
全てが、たたら製鉄の際できた、不純物の多い鉄滓(ノロ、カナクソ)でした。
ちなみに、管理人の所有の
隕石、隕鉄です。
角田市民文化祭や天文教室等で披露しています。