冷たい雨が降っています。油断して寝ると朝、寒くて目を覚まします。こんな時分は体調を崩しやすいので、どうぞお気をつけてお過ごしください。
さて、そんなどんよりとした空模様を吹き飛ばすかのように、富良野から嬉しい届きもの。待ちに待っていたアスパラガスです!
富良野の自然農園の方からのお便りです。
「今年の富良野は寒かった4月が過ぎてからは、暖かい春です。遅い遅いと言われていた桜は例年より1日早く咲き、咲くと同時に満開になって散ってしまいました。そして早くもライラックが可憐に咲いて、春のそよ風に揺れています。今年は“リラ冷え”はなさそうです。それでもまだ霜がおりるかもしれません。女心と春の天気は油断できないのです。」
雪解けが遅れたせいでアスパラガスの頭が地表に出てから伸びるのが遅く、1回目と2回目のアスパラは硬くなってしまったそうです。3度目の正直で順調に育ち、やっと瑞々しい甘みのあるアスパラガスが届きました。
富良野は5月下旬でも最低気温が3℃以下に下がり霜が降ります。そうなると地上に顔を出したアスパラは全滅。春の富良野は時々厳しい寒波に襲われるそうです。決して楽ではない条件の中で何故そこまで…?それは昼夜の気温差が7℃以上あるので、とってもジューシーで甘いアスパラガスが育つのです。
造り手のご苦労と心意気に感謝しつつ、気持ちを引き締めて、美味しい一皿を作ります。