パトモス島には16時30分に入港しましたが
いつもミユーズラウンジで下船を待つのですが
順番はいつも白人の大人数のツアーの人達が
優先されているように感じます。
パトモス島には直接岸壁に横付けできないので
このテンダーボートでお客さんを港まで
ピストン輸送しています。
だから余計に待たされます。
私たち日本人の少人数のツアー客はいつも
最後の方に呼ばれます。
最初に呼ばれたツアー客は、歓声をあげて
喜びますが、最後の方の私たちは待ちくたびれて
歓声なんかあげる元気もありません。
私たちはキリスト教徒ではないので
このパトモス島でのオプショナルツアー、
聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟には参加しませんでした
ので、上陸してもお土産店を覗くだけです。
ヨハネの黙示録の著者で、イエスの十二使徒のひとり
ヨハネがイエス・キリストから啓示を受けたとされる
洞窟には、三位一体を示す三つの裂け目が残っているそうです。
世界遺産になっています。
さて上陸してどこに行きますか?
歩いていると1軒の興味をそそられる
お店に・・・
割れた壺の中にアクセサリーをディスプレイしたり
トランペットのスタンドもありますね。
入ってみましょう。
秒速で目に入ったこのローソク立て85€、
気が付いたらレジに持って行っていました。
大きいサイズのこんな物もありました。
店主のおじさんに「ディスカウント」と言ったら
カード払いだと80€、「ギャーシュ75€」と言う
ギャーシュってなんだろう?
ああキャッシュのことね。と気づいて
キャッシュでお支払いすることに。
オクトパスのスタンド
壁を這う昆虫は、扇の骨のような物で
できていました。
どれもこれもセンス良すぎ~
お店のお名前はWORK SHOP
再び訪れることが出来たら、絶対入りたいお店です。
可愛い猫ちゃん
添乗員さんお勧めのスィーツのお店に行ってみました。
おっさん2が買ったミネラルウォーターは1€で
船(1.5€)より安かった。
このアイスも美味しかったよ。
テンダーボートに乗って船に戻り
夕食を頂いてシャワーを浴びて、ベッドに入った時は
12時近くになっていました。
・・・・・ 6日目 ・・・・・
今朝も5時起きで起きると
おっさん2の顔が熱っぽい。
おでこに手のひらを乗せると熱い!
ワーたいへん!
急いで添乗員さんの部屋に電話する。
「熱がありそうなので、体温計をお借りしたい」と言うと
前日のパトモス島観光を欠席したMご夫婦の部屋に
御貸ししているとのことです。
添乗員さんが前もってMご夫婦のお部屋に連絡して
私が体温計を頂きにお部屋に伺うことを
お知らせして下さって、取りに行きました。
早速、体温計を脇の下に入れる。
ピピッと鳴るまでのほんの数秒が長いこと。
色々な思いが交錯する。
もしコロナだったら・・・・
ツアーから離脱しなければならなくなったら・・・
ピピッ 鳴った・・・・
38度6分・・・・・ガーン!!!
ベッドにへたり込んでしまった。
添乗員さんに報告をする。
おっさん2は熱の割には元気です。
私は平熱の36度1分。
この期に及んで私は「クレタ島の観光はできませんか?」
きっと気もそぞろの観光になるとは思いましたが・・・
それを聞いた添乗員さんは当然のこと
「熱があるご主人を置いて行けますか?」
「・・・・・・・・行けません」
「PCR検査をして陽性が判明したら、ツアーを
離脱して頂きます」
ガーン!それが一番恐ろしい!
みんなはクレタ島の観光に出かけ・・・
おっさん2は当然食欲はないので
水分は充分に摂るように言って、一人で朝食に
出かけましたが、当然食欲はなく、果物ばかり食べて
部屋に帰りました。
食べ物を部屋に持ち帰ることは禁止されていましたが
前日のマフィンを1個持ち帰っていたことを思い出し
「これを半分だけでも食べて風邪薬を飲んで」と言って
無理やり薬を飲ませました。
タオルのハンカチを濡らして
おっさん2の額の上に乗せました。
そんな事をして気を紛らわせても、頭の中は
コロナ、離脱、コロナ、離脱が駆け巡り、支配している。
そう言えば添乗員さんが言っていました。
「添乗員と海外ツアー客、17名がコロナに感染した
事例があるので、私たちは常にマスクをしていましょう。」
この場合は”みんなでコロナに感染すれば怖くない”
ですよね。
でも
おっさん2と二人だけだったら
どの様にPCR検査をして、ホテルはどうするのか
帰りの飛行機のチケットは?
全てがグルグルと頭を駆け巡り、不安の嵐に
襲われて、こちらまで発熱しそうです。
そんな中で一縷の望みは
私がまだ元気だということです。
寒い!寒いと言うので
私のベッドカバーまで掛けています。
電話がなりました。
添乗員さんがクレタ島の観光から戻って
「お加減はいかがですか?」
「少しだけ下がって38度4分です。あのー
船内ドクターに診てもらいたいのですが・・・」
「出来ますよ、直ぐに手配しますね。」
5分もしないで大柄のドクターと
看護師の若い女性が入って来て、額の熱を測ります。
えっ36度4分?随分と体温計と差があります。
直ぐに綿棒のような物を鼻の穴に突っ込んで
抗原検査をします。
直ぐに結果がでるようで、キットの一番端の薄いラインの
所がおっさん2の結果なのか?
再び今度はPCR検査用なのか、持ち帰って
医務室で検査をするようです。
添乗員さんが「ポジティブと言ったら陽性で
NOポジティブと言ったら陰性です」と教えてくれます。
狭い船室で両手を合わせて、神様にもすがる思いで
結果を待ちます。
5分もしないでその結果が届きました。
ドクターが両手を広げて、野球のセーフの
ジェスチャーをしました。
添乗員さんが「陰性ですって」と笑顔で
教えてくれました。
「良かった!良かった!ありがとうございます。」
みんな、みんなありがとう。
世界中の人達に感謝のありがとうを言いたい気持ちです。
診察証明を兼ねた請求書です。
161.85€
日本円で約24,000円。旅行保険に入っていたので、
多分全額戻ってくると思います。
3種類のお薬も処方してくださいました。
抗生剤、咳止め、解熱剤。
本当に一安心で
私は16時30分からの、待望のサントリニー島観光
には行けそうです。
今日も来てくださってありがとうございます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます