枯木に瓢透図鐔 古正阿弥
枯木に瓢透図鐔 古正阿弥
耳に枯れ枝を想わせる金の枯木象嵌を施し、秋の瓢箪棚にとり残された幾つかの実を陽に表現している。いいデザインである。具体的な物を心象表現しており、特に金の象嵌が活きている。古正阿弥と極められており、肥後金工に先立つ工の作と推考される。正阿弥派は捉えどころがないことから低く評価されがちだが、優れた感性を展開した流派であると、つくづくと感じる。手頃な価格であり、特に優良品と出会ったときはうれしい。□
枯木に瓢透図鐔 古正阿弥
耳に枯れ枝を想わせる金の枯木象嵌を施し、秋の瓢箪棚にとり残された幾つかの実を陽に表現している。いいデザインである。具体的な物を心象表現しており、特に金の象嵌が活きている。古正阿弥と極められており、肥後金工に先立つ工の作と推考される。正阿弥派は捉えどころがないことから低く評価されがちだが、優れた感性を展開した流派であると、つくづくと感じる。手頃な価格であり、特に優良品と出会ったときはうれしい。□