花文図鐔 古正阿弥 Ko-Shoami 2021-03-12 | 鍔の歴史 花文図鐔 古正阿弥 花文図鐔 古正阿弥 時代の上がる鐔の技法を紹介している。桃山文化の時代に製作された古正阿弥の作。素銅地に、以前にも紹介した腐らかしの手法で文様をごく浅く浮き彫りにしている。その消え入りそうな様子が魅力。覆輪が廻らされている。覆輪とは、耳に被せられている別仕立ての金属こと。耳が衣服に擦れて…と覆輪の設けられた理由を述べたこともあるが、本当は見栄えを良くするためのものではないだろうか。覆輪のあるなしで、鐔の機能には大きな差はない。 日本刀専門店 銀座長州屋