食べ物のお話になりますと、それはそれは、皆様のこだわりが見えてまいります。
実は、酔漢の特技?に食べ物の「好き嫌いがない!」というのがあります。
ですが、「好き嫌いがない」というレベルではなくて、「口にできない食べ物に10代前半以降1度しか出会ってない」という事なのです。
その「一度」といいますのは、以前、ニューヨークの話を語りましたが、ニューヨーク市内にあります「ザ・アメリカ」というレストランで注文しました「サーモンステーキ」の脇添え惣菜が、全く口に入れられなかった。これだけでございます。
何せ、見た目は「ひじき」、香は「毎日香」だったのです。
「何?」って尋ねても、「なんだか分からない」食べ物だったわけでした。
根が「くいしんぼう」ですから、いろんな物を食べましたが、見た目で「ダメ」という発想がなく、「まずは口にしてみよう」という発想が先に立ちます。
ですから、いわゆる「ゲテモノ?」と言われるものも、口にしております。
これは、やはり、自身の特技だと思っております。
「蒲鉾」では、皆様やはり「自身の得意」がありました。
知らない店もご紹介していただきました。
実は、大学で授業を行った際、(講師は酔漢です)酔漢は出席した学生全員に「笹かまぼこ」を配って、授業中に食べてもらっております。
笹蒲鉾を提供していただいた、塩竈市内の水産加工業者は今はもうありませんが250枚も笹かまを提供していただきました。
さて、その授業の内容なのですが、
「日本語の全く通じない人達に『笹蒲鉾』(パッケージなしの裸のまま)をどうやって説明し食べさせる事ができるか」
これを、一人一人に考えてもらうわけです。
食品の表示の課題を主とした授業でしたが、副題として上記のようにいたしました。
「手前味噌」という言葉がありますが、「自分のソウルフード」を食べたことない人に説明するのは非常に難しいものです。
フランス人大好きなアンモニア臭のするブリーチーズ。外国人ならみんなOKかと思っておりましたら、「これを好きになれるやつは本当のチーズ好きだ。俺はダメだ」と、アメリカの知人が話しておりました。
「古漬けきゅうり」を「フランス人に食べさせる事ができるか」は「日本人に、熟成しすぎたブリーチーズを食べさせる事ができるか」
出来るんだろうけど、本当に好きになる人は少ないんだろうな。とは想像が付きます。
藤沢遊行通りにオープンする「観光プラザ」の記事には皆様からコメントを多数頂戴いたしました。
コメントの返礼を本編にてさせて頂きます。
何がお店に並ぶのかしら♪ (すず)
2011-07-31 10:34:32
こういう観光物産プラザが、あちこちに出来れば良いのに。乾物などは、地元が全滅でも、在庫が他県のお店にあったりするそうなので、こちらでは食べられない三陸産のワカメなんかが、そちらでは買えるかもしれません。
「仙台七夕」にも、お客さんがたくさん来てくれるて、お金を落としてくれると(笑)良いんですけど。そして足を伸ばして被災地をご覧になって、被害を実感して頂けると良いなとも思います。
すず様へ
藤沢市商工会議所が主催でオープンいたします。売上は義捐金として、宮城、岩手、福島へと渡るとの事です。
スタッフは福島から二名。
本当にどんな商品が販売されるのか楽しみです。
ですが、店内非常に狭く、冷蔵設備があるのかどうか、不明です。
要冷蔵商品の販売の可否、お酒の免許申請などありますでしょうか。
まずは、オープン後に報告いたしますね。
Unknown (ゴエモン)
2011-07-31 13:09:05
なんと奇遇なこともあるもんだ、と酔漢さんのブログを見て思いました。
7月31日の河北新報の朝刊に藤沢市の「埜庵」というかき氷専門店の記事が載っていました。そして、藤沢のことを思い出していたところに酔漢んのブログを見たのでした。
遊行通の1本西側に確か商店街があり映画館があったな、角にステーキ屋さんがあってその先にのマンションの1階にシャレたケーキ屋さんがあって…かなり前の記憶ですが懐かしく思うのです。
アンテナショップの情報を楽しみにしています。
ゴエモン様へ
ステーキハウス「カルネドール」はお風呂屋さんのお隣で健在です。まだ食べた事はないのですが、おいしそうな写真が店頭に張られておりますよね。
角のケーキ屋さん(名前失念)は、お店を閉めました。次男の誕生ケーキはここで誂えて頂きました。
藤沢市内から「映画館」が全てなくなりました。
映画ファンである酔漢からは非常にさみしいことです。
ハリーポッターは平塚のシネコンで観ました。
Unknown (クリス)
2011-07-31 13:48:23
福島県は、さほど彩り豊かな名産・特産があるわけではありませんが、米とモモとナシは美味しいと思っております。
米農家(兼業ですが)に生まれたもので、私はコシヒカリで育ちました。ササニシキやひとめぼれを作っていた時期もあるようですが、やはり何と言ってもコシヒカリです。
魚沼みたいにブランド化してないだけで、美味しいことを他県の人にも広く知ってもらえたらいいな~などと淡い期待を抱いてみたり。
在仙の頃は、実家への手土産といえば、白松が最中もしくは笹かまが定番でした。
でも、東北以外の人には、全く理解されません。特に最中。
個人的には、某ふわふわのスポンジの黄色いお菓子の方が邪道かと…(←普通はもっと年齢層高めの意見と言われました)
まあ、でもアンテナショップなら、並ぶんでしょうね、萩の月(←あ)
福島県からは何が出るんだろう?菓子ならば、三万石のままどおる、柏屋の薄皮饅頭、かんの家の家伝ゆべしくらいは出そうですが。あとは、喜多方ラーメンや会津の酒でしょうかね。会津は蕎麦も美味しいらしいんですけど。
アンテナショップ情報、私も心待ちにしております。藤沢遠くて行けませんが(^^;)
クリス様へ
福島の銘菓。「ままどおる」は我が家の定番です。それと、「薄皮饅頭」は、本店での本生?が日持ちしないのですけど「非常においしくて」これが「ホンモノ!」なんですね!
コシヒカリは硬質米。ササニシキは軟質米。
性質が全く違っております。
「ひとめぼれ」「あきたこまち」も親は「コシヒカリ」。
ササニシキはお鮨屋さんでは殆どこればかり使われております。
宮城の鮨はねたもさることながら、寿司飯には最適な「軟質米」が簡単に手に入った。こういった経緯もあろうかと考えております。
福島へまた行きたくなりました。
アンテナショップ (丹治)
2011-07-31 17:59:27
といえば、中央通は藤崎の隣に北海道のアンテナショップがありました。
ほんの一時期ですが。
宮城のアンテナショップなら置いて欲しいもの‥‥‥
コーヒーロール、銘菓太平洋、藻塩糖、十字屋のカツオの酒盗、玉澤の九重‥‥‥
え、これじゃ宮城じゃなくて塩釜のアンテナショップじゃないかですって?
ごもっともでございます。
宮城の地酒となると、多すぎて書けません。
クリスさん、福島の桃はひところまで毎年堪能してました。
伯母の嫁ぎ先が福島市内で、今ごろになると届けてくれたものです。
福島のアンテナショップなら、会津のニシンの山椒漬けを是非とも置いてほしいですね。
個人的には。
あれは魚の干物をいかにして旨く食べるかという山国の知恵。
海っぱたの者にはちょっと思いつきません。
ニシンといえば生のニシンを塩焼きにするぐらいです。
あ、あと燻製も‥‥‥
ニシンの山椒漬けはご飯のおかずによし、酒の肴によしです。
丹治様へ
先輩手製に「ニシンの山椒漬」は一度食べてみたい!
いつぞやの生ハムとベーコンは絶品でした!
シティラピッド君のお土産に「十字屋」の「塩辛」がありました。
思わず・・・・・吠えましたぁぁ!
(本人は何も知らずに買い求めたそうです)
「梅花堂」の「太平洋」を思い出しました!
すみません、横入りします (すず)
2011-08-01 10:00:00
>丹治様へ
実母は、山形県天童市の高擶(たかだま)の生まれなんですが、魚といえば干魚と身欠きニシンしか知らずに育ちました。(本当に!)
なので、いまだにお正月用に「ニシンの昆布巻き」を手づくりします。私からすると、まず身欠きニシンと昆布を一日かけて戻して、ニシンを一切れずつコンブで巻いてかんぴょうでしばって、出汁と醤油と砂糖で煮込んで~と、すごく手間のかかる料理をよくやるもんだ!と感心するばかりです。しかもこの作業を、当然とばかりに50年位やってる訳です(汗)
『あれは魚の干物をいかにして旨く食べるかという山国の知恵。』という丹治様のお話を伺って、そうやって知恵をしぼって、乏しい食材を工夫してご馳走に変えてきたんだろうなぁと、改めて思いました。
すず様へ
実は、「身欠きニシン」は、仕事に着くまで知らなかったのでした。
これをどうやって食べるのかと。
ニシンは外国でもいろいろな食べ方があります。
土地の知恵があるんですね。
鱈同様、世界中で食されてます。
丹治さんから紹介されました「ニシンの酢漬け」です。ドイツ料理なのですが、「〆サバ」同様。日本人でも抵抗なく食べられるのでした。
先輩!またよろしく!
ニシンの昆布巻き (丹治)
2011-08-01 12:21:15
すずさん、我が家でも作ってます。
あれはおいしいし、大好きです。
確かに手間がものすごくかかりますね。
作った人の苦労を考えると、やっぱり食べ物は粗末にあつかえません。
身欠きニシンといえば、大根と人参とキャベツをざく切りしにたのと出汁昆布の千切りと一緒にして米麹と塩で作る漬物があります。
我が家の北海道時代に母が覚えました。
この冬は作りませんでしたが、また作ろうと思います。
魚の生臭さが気にならなければ、おためしください。
丹治様へ
先輩ご自宅のお正月料理は北海道の味がしますね。
どれもお手製のおいしいものばかりです。
「るいべ」もそうですし。
そうですか、来年ご自宅へお伺いすればよろしいでしょうか。
お酒は誂えます!
長くなりました…m(__)m (クリス)
2011-08-01 22:15:31
丹治先生
確かにニシンと言えば、身欠きニシンの方が馴染みがあるかもしれません。
しかし、我が家の県内住まいの親戚は全て、中通り中南部に集中しており、ニシンの山椒漬けなるものは、寡聞にして存じませんでした。
幼少期(約20年前)の私の田舎では、魚と言えばほぼ川魚でした。
祖父は孫達が来るとなると、張り切ってコイ(←養殖場がそこかしこにございます)を買って来ては豪快に捌いておりました。
それを目の当たりにして、『まな板の鯉』は嘘だな、と子供心に悟るには、充分な暴れっぷりでありました…。
まあ、何と申しましょうか、リアル解剖を見せられているうちに、小学生頃から徐々に魚嫌いになりました…(-_-;)
今でも魚の臭いは完全にダメで、魚卵も食せません…。
回転寿司などに行きますと、マグロの赤身と、エビ、イカ、子供向けの軍艦(ツナマヨ、エビマヨ)などをひたすらローテーションしている体たらくでございます。
しかし、加工食品の蒲鉾は大好きという矛盾…。もちろん、笹かまも好物です。
いつぞや、
『子供の頃、食卓にコイの洗いやニジマス(←これも養殖)の刺身はよく出された』
と話して、ひどく驚かれたものです。特にニジマスに。生で食べるということが、理解できなかったようでした。
あと、もっと驚かれたのは、"イナゴの佃煮"。白河勤務時代に、他都県出身の、いい歳をした男性陣を軒並みドン引かせてしまいました。
秋になって稲刈りが終わった後の田んぼで、おばあさん達がイナゴ狩りをするのは、当たり前の光景だと思って育ちました。
正に狩りと言うのが相応しい、電光石火の早業で、次々にイナゴを捕まえるおばあさん達…案外シュールな光景やもしれませぬ。
やはり、海っぱたの方々はあえて摂取する必要の無い、カルシウムとタンパク質の補給源だったようです。
正直、蜂の子の方がグロテスクだと思っていますが、今から思うと、イナゴも充分衝撃的ですね…。
さすがに、アンテナショップにコイやニジマス、イナゴは並ばないと思いますが(笑)
そういえば、桃は固いのが美味しい、洗ってあれば皮ぐちら(ごと)イケる、が常識かと思っていたら、それはマイノリティ意見だったことを知った時は、かなりのカルチャーショックを受けました。ちなみに、仙台でのことです
クリス様へ
広野町役場へ勤めております友人(家内と酔漢と同級生)から毎年「福島の桃」を贈って頂いておりました。
今年は叶いません。寂しいですが、「早くの復活」を願わんばかりでございます。
「イナゴ」は丁度、津波で流されました「名取市、閖上」の田圃で捕りました。
佃煮は好きです。
子供の頃から抵抗ありませんでした。
雨上がりにイナゴの羽が乾かない頃がいいんですよね。
簡単に捕れますから。
鯉は母方祖父の実家が「山形 高畠」でしたので、ごちそうと言いますと「鯉」と「餅」でした。
ここの鯉も絶品で、おいしくいただきました。
魚を捌くのは酔漢の得意技です。
これは父に教えてもらったのですが、調理場へも立ったことがあるんですよ!
どーもー。 (いーちゃんの母)
2011-08-02 15:40:31
物産展と名の付くものには、目がないワタクシ…(^_^;)
最近のマイブームです。
マエストロは萩の月が大好きで、池袋に用事があれば、迷わずアンテナショップへ行くという、娘であります。
似たものは沢山ありますが、やはり『萩の月』が一番だと。
実際に現地に行けない分、1品でも購入する事が、私に出来る事なのだと思います。
オープンの日が待ち遠しいですね。
あ(◎o◎)、ギフトの申込書記入しとかなきゃ。
明日、三軒茶屋へ行ってきます。
いーちゃんの母様へ
お久しぶりでございました。
マエストロも元気な様子。なによりでございます。
話は変わりますが「仙台市、荒浜の寮生さん」はその後いかがですか?
地元商品の購入は私も増えました。
またもや横入りで、すみません。 (すず)
2011-08-02 17:24:06
>丹治様
「身欠きニシンの漬物」どこかで見た事があります!(藤崎?三越?の地下売り場だったかしら?)今度見つけたら食べてみます♪
>クリス様
母はイナゴ獲りの名人で、叔母はイナゴの佃煮が得意料理です(笑)母たちが通った尋常小学校では、全校あげてイナゴ獲りをし、それを売って図書室の本を買っていたそうです。
料理好きな母ですが、魚はまったくさばけません。以前、長野の南佐久在住の叔父から「ぶつ切りなった鯉の生パック」が贈られた時は、本当に悲鳴をあげました。
私(仙台生まれの仙台育ち)も、桃は熟してから食べるものだと思っていました。先日「ケンミンショー」で、新鮮(硬いうち)に食べる地域があるというのを初めて知りました。
すず様へ
同僚に「長野 佐久町」出身の者がありまして「佐久の鯉」の話をよく聞きます。
「鯉こく」セットだったのではないでしょうか。
その同僚の話だと「塩竈人の鮪」と同じ。そう申しておりました。
桃は・・どちらも好きでして。固いのも、熟したのも。味と香りが全く違ってくるんですよね。
川魚 (丹治)
2011-08-03 13:22:38
海っぱたの私にとって、魚とは海にいるものでした。
母方の祖父の実家でメダカは見たことがありますが。
最初に川魚を食べた印象は「土臭い」です。
内陸の皆さん、申し訳ありません。
多分、鯉か何かの処理が半端なやつを食べたのでしょう。
でも今では決して嫌いではありません。
山の宿に行ったら、食べたいのはやはり川魚です。
ニジマスの刺身は、黒石の近くの温川(ぬるかわ)温泉で食べました。
鯉こくや鯉のあらいも好きです。
あらいは酢味噌あえで、土臭さが全然ありませんでした。
まだ「かんぽの宿」があった頃の白布高湯で食べたのが初めてです。
岩魚は骨酒にしたのを食べ、いや、飲みます。
人によって好き嫌いは分れますが、お酒を飲んだ後で身をほぐして食べるのが何とも言えません。
飲んだとこは、
八甲田の酸ヶ湯温泉と谷地温泉と猿倉温泉、
八幡平の藤七温泉、栗駒の須川温泉です。
ニシンの山椒漬けを最初に見た(試食した)のは、福島駅西口の「こらっせ福島」でした。
試食して「燻製ですか」と聞いたら、「山椒漬け」です。
作り方を教えてもらって買わないんだから、ロクデナシもいいとこです。
①身欠きニシンはカチンコチンのを戻すより、ソフトの方がいいと思います。
②身欠きニシンを器に入れて、漬け汁にひたす。
ひたひたに隠れるくらいでちょうどいいと思います。
③山椒の葉っぱをかぶせる。
葉っぱがなければ、粉末でもいいと思います。
④漬け汁は醤油と日本酒と酢。
「こらっせ」の小母ちゃんは、混合比までは教えてくれませんでした(企業秘密なんでしょう)。
私は1対1対1でやっています。味醂を少し加えると、自然な甘さが出ると思います。
その「みがき」ニシンですけど、
小さい頃は「磨き」ニシンだって思ってました。
だってテカテカ光ってるし・・・
身欠きニシンといえば、函館駅では身欠きニシンを甘辛く煮付けたのが載った駅弁を売ってます。
丹治様
ご紹介ありがとうございます。
なるほど、これはレシピですね。
川魚の刺身はこれは「養殖物」にした方がいいと思います。
天然はよほど源流に近いところの捕獲でないと安心しきれません。
ニジマスも天然は必ず火を通してくださいませ。
ですが、おいしいですよね。
食べ物に纏わる話は、皆様かなり力が入りますね。
そこで「くだまき」に新しいカテゴリーを設けようかと、思いました。
考えますれば、酔漢はあちこちで「変な物」(これこそ変なものなのです)を平気で食べておりますので。
この体験他をもとに語ろうかと思いました。
少し、間が開きますが、用意しようと思います。
皆様、多数のコメントありがとうございました。
オープンから後、時々、報告いたします。
実は、酔漢の特技?に食べ物の「好き嫌いがない!」というのがあります。
ですが、「好き嫌いがない」というレベルではなくて、「口にできない食べ物に10代前半以降1度しか出会ってない」という事なのです。
その「一度」といいますのは、以前、ニューヨークの話を語りましたが、ニューヨーク市内にあります「ザ・アメリカ」というレストランで注文しました「サーモンステーキ」の脇添え惣菜が、全く口に入れられなかった。これだけでございます。
何せ、見た目は「ひじき」、香は「毎日香」だったのです。
「何?」って尋ねても、「なんだか分からない」食べ物だったわけでした。
根が「くいしんぼう」ですから、いろんな物を食べましたが、見た目で「ダメ」という発想がなく、「まずは口にしてみよう」という発想が先に立ちます。
ですから、いわゆる「ゲテモノ?」と言われるものも、口にしております。
これは、やはり、自身の特技だと思っております。
「蒲鉾」では、皆様やはり「自身の得意」がありました。
知らない店もご紹介していただきました。
実は、大学で授業を行った際、(講師は酔漢です)酔漢は出席した学生全員に「笹かまぼこ」を配って、授業中に食べてもらっております。
笹蒲鉾を提供していただいた、塩竈市内の水産加工業者は今はもうありませんが250枚も笹かまを提供していただきました。
さて、その授業の内容なのですが、
「日本語の全く通じない人達に『笹蒲鉾』(パッケージなしの裸のまま)をどうやって説明し食べさせる事ができるか」
これを、一人一人に考えてもらうわけです。
食品の表示の課題を主とした授業でしたが、副題として上記のようにいたしました。
「手前味噌」という言葉がありますが、「自分のソウルフード」を食べたことない人に説明するのは非常に難しいものです。
フランス人大好きなアンモニア臭のするブリーチーズ。外国人ならみんなOKかと思っておりましたら、「これを好きになれるやつは本当のチーズ好きだ。俺はダメだ」と、アメリカの知人が話しておりました。
「古漬けきゅうり」を「フランス人に食べさせる事ができるか」は「日本人に、熟成しすぎたブリーチーズを食べさせる事ができるか」
出来るんだろうけど、本当に好きになる人は少ないんだろうな。とは想像が付きます。
藤沢遊行通りにオープンする「観光プラザ」の記事には皆様からコメントを多数頂戴いたしました。
コメントの返礼を本編にてさせて頂きます。
何がお店に並ぶのかしら♪ (すず)
2011-07-31 10:34:32
こういう観光物産プラザが、あちこちに出来れば良いのに。乾物などは、地元が全滅でも、在庫が他県のお店にあったりするそうなので、こちらでは食べられない三陸産のワカメなんかが、そちらでは買えるかもしれません。
「仙台七夕」にも、お客さんがたくさん来てくれるて、お金を落としてくれると(笑)良いんですけど。そして足を伸ばして被災地をご覧になって、被害を実感して頂けると良いなとも思います。
すず様へ
藤沢市商工会議所が主催でオープンいたします。売上は義捐金として、宮城、岩手、福島へと渡るとの事です。
スタッフは福島から二名。
本当にどんな商品が販売されるのか楽しみです。
ですが、店内非常に狭く、冷蔵設備があるのかどうか、不明です。
要冷蔵商品の販売の可否、お酒の免許申請などありますでしょうか。
まずは、オープン後に報告いたしますね。
Unknown (ゴエモン)
2011-07-31 13:09:05
なんと奇遇なこともあるもんだ、と酔漢さんのブログを見て思いました。
7月31日の河北新報の朝刊に藤沢市の「埜庵」というかき氷専門店の記事が載っていました。そして、藤沢のことを思い出していたところに酔漢んのブログを見たのでした。
遊行通の1本西側に確か商店街があり映画館があったな、角にステーキ屋さんがあってその先にのマンションの1階にシャレたケーキ屋さんがあって…かなり前の記憶ですが懐かしく思うのです。
アンテナショップの情報を楽しみにしています。
ゴエモン様へ
ステーキハウス「カルネドール」はお風呂屋さんのお隣で健在です。まだ食べた事はないのですが、おいしそうな写真が店頭に張られておりますよね。
角のケーキ屋さん(名前失念)は、お店を閉めました。次男の誕生ケーキはここで誂えて頂きました。
藤沢市内から「映画館」が全てなくなりました。
映画ファンである酔漢からは非常にさみしいことです。
ハリーポッターは平塚のシネコンで観ました。
Unknown (クリス)
2011-07-31 13:48:23
福島県は、さほど彩り豊かな名産・特産があるわけではありませんが、米とモモとナシは美味しいと思っております。
米農家(兼業ですが)に生まれたもので、私はコシヒカリで育ちました。ササニシキやひとめぼれを作っていた時期もあるようですが、やはり何と言ってもコシヒカリです。
魚沼みたいにブランド化してないだけで、美味しいことを他県の人にも広く知ってもらえたらいいな~などと淡い期待を抱いてみたり。
在仙の頃は、実家への手土産といえば、白松が最中もしくは笹かまが定番でした。
でも、東北以外の人には、全く理解されません。特に最中。
個人的には、某ふわふわのスポンジの黄色いお菓子の方が邪道かと…(←普通はもっと年齢層高めの意見と言われました)
まあ、でもアンテナショップなら、並ぶんでしょうね、萩の月(←あ)
福島県からは何が出るんだろう?菓子ならば、三万石のままどおる、柏屋の薄皮饅頭、かんの家の家伝ゆべしくらいは出そうですが。あとは、喜多方ラーメンや会津の酒でしょうかね。会津は蕎麦も美味しいらしいんですけど。
アンテナショップ情報、私も心待ちにしております。藤沢遠くて行けませんが(^^;)
クリス様へ
福島の銘菓。「ままどおる」は我が家の定番です。それと、「薄皮饅頭」は、本店での本生?が日持ちしないのですけど「非常においしくて」これが「ホンモノ!」なんですね!
コシヒカリは硬質米。ササニシキは軟質米。
性質が全く違っております。
「ひとめぼれ」「あきたこまち」も親は「コシヒカリ」。
ササニシキはお鮨屋さんでは殆どこればかり使われております。
宮城の鮨はねたもさることながら、寿司飯には最適な「軟質米」が簡単に手に入った。こういった経緯もあろうかと考えております。
福島へまた行きたくなりました。
アンテナショップ (丹治)
2011-07-31 17:59:27
といえば、中央通は藤崎の隣に北海道のアンテナショップがありました。
ほんの一時期ですが。
宮城のアンテナショップなら置いて欲しいもの‥‥‥
コーヒーロール、銘菓太平洋、藻塩糖、十字屋のカツオの酒盗、玉澤の九重‥‥‥
え、これじゃ宮城じゃなくて塩釜のアンテナショップじゃないかですって?
ごもっともでございます。
宮城の地酒となると、多すぎて書けません。
クリスさん、福島の桃はひところまで毎年堪能してました。
伯母の嫁ぎ先が福島市内で、今ごろになると届けてくれたものです。
福島のアンテナショップなら、会津のニシンの山椒漬けを是非とも置いてほしいですね。
個人的には。
あれは魚の干物をいかにして旨く食べるかという山国の知恵。
海っぱたの者にはちょっと思いつきません。
ニシンといえば生のニシンを塩焼きにするぐらいです。
あ、あと燻製も‥‥‥
ニシンの山椒漬けはご飯のおかずによし、酒の肴によしです。
丹治様へ
先輩手製に「ニシンの山椒漬」は一度食べてみたい!
いつぞやの生ハムとベーコンは絶品でした!
シティラピッド君のお土産に「十字屋」の「塩辛」がありました。
思わず・・・・・吠えましたぁぁ!
(本人は何も知らずに買い求めたそうです)
「梅花堂」の「太平洋」を思い出しました!
すみません、横入りします (すず)
2011-08-01 10:00:00
>丹治様へ
実母は、山形県天童市の高擶(たかだま)の生まれなんですが、魚といえば干魚と身欠きニシンしか知らずに育ちました。(本当に!)
なので、いまだにお正月用に「ニシンの昆布巻き」を手づくりします。私からすると、まず身欠きニシンと昆布を一日かけて戻して、ニシンを一切れずつコンブで巻いてかんぴょうでしばって、出汁と醤油と砂糖で煮込んで~と、すごく手間のかかる料理をよくやるもんだ!と感心するばかりです。しかもこの作業を、当然とばかりに50年位やってる訳です(汗)
『あれは魚の干物をいかにして旨く食べるかという山国の知恵。』という丹治様のお話を伺って、そうやって知恵をしぼって、乏しい食材を工夫してご馳走に変えてきたんだろうなぁと、改めて思いました。
すず様へ
実は、「身欠きニシン」は、仕事に着くまで知らなかったのでした。
これをどうやって食べるのかと。
ニシンは外国でもいろいろな食べ方があります。
土地の知恵があるんですね。
鱈同様、世界中で食されてます。
丹治さんから紹介されました「ニシンの酢漬け」です。ドイツ料理なのですが、「〆サバ」同様。日本人でも抵抗なく食べられるのでした。
先輩!またよろしく!
ニシンの昆布巻き (丹治)
2011-08-01 12:21:15
すずさん、我が家でも作ってます。
あれはおいしいし、大好きです。
確かに手間がものすごくかかりますね。
作った人の苦労を考えると、やっぱり食べ物は粗末にあつかえません。
身欠きニシンといえば、大根と人参とキャベツをざく切りしにたのと出汁昆布の千切りと一緒にして米麹と塩で作る漬物があります。
我が家の北海道時代に母が覚えました。
この冬は作りませんでしたが、また作ろうと思います。
魚の生臭さが気にならなければ、おためしください。
丹治様へ
先輩ご自宅のお正月料理は北海道の味がしますね。
どれもお手製のおいしいものばかりです。
「るいべ」もそうですし。
そうですか、来年ご自宅へお伺いすればよろしいでしょうか。
お酒は誂えます!
長くなりました…m(__)m (クリス)
2011-08-01 22:15:31
丹治先生
確かにニシンと言えば、身欠きニシンの方が馴染みがあるかもしれません。
しかし、我が家の県内住まいの親戚は全て、中通り中南部に集中しており、ニシンの山椒漬けなるものは、寡聞にして存じませんでした。
幼少期(約20年前)の私の田舎では、魚と言えばほぼ川魚でした。
祖父は孫達が来るとなると、張り切ってコイ(←養殖場がそこかしこにございます)を買って来ては豪快に捌いておりました。
それを目の当たりにして、『まな板の鯉』は嘘だな、と子供心に悟るには、充分な暴れっぷりでありました…。
まあ、何と申しましょうか、リアル解剖を見せられているうちに、小学生頃から徐々に魚嫌いになりました…(-_-;)
今でも魚の臭いは完全にダメで、魚卵も食せません…。
回転寿司などに行きますと、マグロの赤身と、エビ、イカ、子供向けの軍艦(ツナマヨ、エビマヨ)などをひたすらローテーションしている体たらくでございます。
しかし、加工食品の蒲鉾は大好きという矛盾…。もちろん、笹かまも好物です。
いつぞや、
『子供の頃、食卓にコイの洗いやニジマス(←これも養殖)の刺身はよく出された』
と話して、ひどく驚かれたものです。特にニジマスに。生で食べるということが、理解できなかったようでした。
あと、もっと驚かれたのは、"イナゴの佃煮"。白河勤務時代に、他都県出身の、いい歳をした男性陣を軒並みドン引かせてしまいました。
秋になって稲刈りが終わった後の田んぼで、おばあさん達がイナゴ狩りをするのは、当たり前の光景だと思って育ちました。
正に狩りと言うのが相応しい、電光石火の早業で、次々にイナゴを捕まえるおばあさん達…案外シュールな光景やもしれませぬ。
やはり、海っぱたの方々はあえて摂取する必要の無い、カルシウムとタンパク質の補給源だったようです。
正直、蜂の子の方がグロテスクだと思っていますが、今から思うと、イナゴも充分衝撃的ですね…。
さすがに、アンテナショップにコイやニジマス、イナゴは並ばないと思いますが(笑)
そういえば、桃は固いのが美味しい、洗ってあれば皮ぐちら(ごと)イケる、が常識かと思っていたら、それはマイノリティ意見だったことを知った時は、かなりのカルチャーショックを受けました。ちなみに、仙台でのことです
クリス様へ
広野町役場へ勤めております友人(家内と酔漢と同級生)から毎年「福島の桃」を贈って頂いておりました。
今年は叶いません。寂しいですが、「早くの復活」を願わんばかりでございます。
「イナゴ」は丁度、津波で流されました「名取市、閖上」の田圃で捕りました。
佃煮は好きです。
子供の頃から抵抗ありませんでした。
雨上がりにイナゴの羽が乾かない頃がいいんですよね。
簡単に捕れますから。
鯉は母方祖父の実家が「山形 高畠」でしたので、ごちそうと言いますと「鯉」と「餅」でした。
ここの鯉も絶品で、おいしくいただきました。
魚を捌くのは酔漢の得意技です。
これは父に教えてもらったのですが、調理場へも立ったことがあるんですよ!
どーもー。 (いーちゃんの母)
2011-08-02 15:40:31
物産展と名の付くものには、目がないワタクシ…(^_^;)
最近のマイブームです。
マエストロは萩の月が大好きで、池袋に用事があれば、迷わずアンテナショップへ行くという、娘であります。
似たものは沢山ありますが、やはり『萩の月』が一番だと。
実際に現地に行けない分、1品でも購入する事が、私に出来る事なのだと思います。
オープンの日が待ち遠しいですね。
あ(◎o◎)、ギフトの申込書記入しとかなきゃ。
明日、三軒茶屋へ行ってきます。
いーちゃんの母様へ
お久しぶりでございました。
マエストロも元気な様子。なによりでございます。
話は変わりますが「仙台市、荒浜の寮生さん」はその後いかがですか?
地元商品の購入は私も増えました。
またもや横入りで、すみません。 (すず)
2011-08-02 17:24:06
>丹治様
「身欠きニシンの漬物」どこかで見た事があります!(藤崎?三越?の地下売り場だったかしら?)今度見つけたら食べてみます♪
>クリス様
母はイナゴ獲りの名人で、叔母はイナゴの佃煮が得意料理です(笑)母たちが通った尋常小学校では、全校あげてイナゴ獲りをし、それを売って図書室の本を買っていたそうです。
料理好きな母ですが、魚はまったくさばけません。以前、長野の南佐久在住の叔父から「ぶつ切りなった鯉の生パック」が贈られた時は、本当に悲鳴をあげました。
私(仙台生まれの仙台育ち)も、桃は熟してから食べるものだと思っていました。先日「ケンミンショー」で、新鮮(硬いうち)に食べる地域があるというのを初めて知りました。
すず様へ
同僚に「長野 佐久町」出身の者がありまして「佐久の鯉」の話をよく聞きます。
「鯉こく」セットだったのではないでしょうか。
その同僚の話だと「塩竈人の鮪」と同じ。そう申しておりました。
桃は・・どちらも好きでして。固いのも、熟したのも。味と香りが全く違ってくるんですよね。
川魚 (丹治)
2011-08-03 13:22:38
海っぱたの私にとって、魚とは海にいるものでした。
母方の祖父の実家でメダカは見たことがありますが。
最初に川魚を食べた印象は「土臭い」です。
内陸の皆さん、申し訳ありません。
多分、鯉か何かの処理が半端なやつを食べたのでしょう。
でも今では決して嫌いではありません。
山の宿に行ったら、食べたいのはやはり川魚です。
ニジマスの刺身は、黒石の近くの温川(ぬるかわ)温泉で食べました。
鯉こくや鯉のあらいも好きです。
あらいは酢味噌あえで、土臭さが全然ありませんでした。
まだ「かんぽの宿」があった頃の白布高湯で食べたのが初めてです。
岩魚は骨酒にしたのを食べ、いや、飲みます。
人によって好き嫌いは分れますが、お酒を飲んだ後で身をほぐして食べるのが何とも言えません。
飲んだとこは、
八甲田の酸ヶ湯温泉と谷地温泉と猿倉温泉、
八幡平の藤七温泉、栗駒の須川温泉です。
ニシンの山椒漬けを最初に見た(試食した)のは、福島駅西口の「こらっせ福島」でした。
試食して「燻製ですか」と聞いたら、「山椒漬け」です。
作り方を教えてもらって買わないんだから、ロクデナシもいいとこです。
①身欠きニシンはカチンコチンのを戻すより、ソフトの方がいいと思います。
②身欠きニシンを器に入れて、漬け汁にひたす。
ひたひたに隠れるくらいでちょうどいいと思います。
③山椒の葉っぱをかぶせる。
葉っぱがなければ、粉末でもいいと思います。
④漬け汁は醤油と日本酒と酢。
「こらっせ」の小母ちゃんは、混合比までは教えてくれませんでした(企業秘密なんでしょう)。
私は1対1対1でやっています。味醂を少し加えると、自然な甘さが出ると思います。
その「みがき」ニシンですけど、
小さい頃は「磨き」ニシンだって思ってました。
だってテカテカ光ってるし・・・
身欠きニシンといえば、函館駅では身欠きニシンを甘辛く煮付けたのが載った駅弁を売ってます。
丹治様
ご紹介ありがとうございます。
なるほど、これはレシピですね。
川魚の刺身はこれは「養殖物」にした方がいいと思います。
天然はよほど源流に近いところの捕獲でないと安心しきれません。
ニジマスも天然は必ず火を通してくださいませ。
ですが、おいしいですよね。
食べ物に纏わる話は、皆様かなり力が入りますね。
そこで「くだまき」に新しいカテゴリーを設けようかと、思いました。
考えますれば、酔漢はあちこちで「変な物」(これこそ変なものなのです)を平気で食べておりますので。
この体験他をもとに語ろうかと思いました。
少し、間が開きますが、用意しようと思います。
皆様、多数のコメントありがとうございました。
オープンから後、時々、報告いたします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます