酔漢のくだまき

半落語的エッセイ未満。
難しい事は抜き。
単に「くだまき」なのでございます。

ロクモンスって何 本当になんだったんだろう

2007-04-29 23:32:35 | 塩竈小学校の頃の話
 風邪をひいておりました。お久しぶりでございます。

さて、ロクモンスって僕らをあれほど熱中させてくれたゲームってどこから、どうして生まれたのでしょうか。今の小学生はロクモンスをやった経験があるのでしょうか。現在塩竃市で小学校の教員をしている、さくませんせい(私の落語の後輩です。宮城教育大学出身です)に久しぶりに聞いたところ
「酔漢先輩ですか、久しぶりです。ロクモンスですか?僕は知りませんが」
と、答えが返って来ました。
察するに、今の塩竃でも、ロクモンスで遊んでいる子供達はいないのが分かります。サッカーや野球(これは当然!)そして、今校庭では、一輪車とか、ドッヂボールとかで遊んでいるのでしょうか。塾に行く子や水泳テニスとクラブに通う子供達が増えたのでしょうか。

私が最後にロクモンスをしたのは、大学生の頃、国立花山少年自然の家でボランティアをしていた時、ふと体育館に軟式テニスのボールがあり、誰ともなく「ロクモンスすっか」となりまして、男女数人でやったのが最後でした。ちなみに、東京の大学生は誰一人知りませんでした。でも、このおもしろさには誰しも納得の事でした。「宮城には、本当におもしろいボールゲームがあるんだな」筑波大の学生が感心したように話していたのを覚えています。
ボールが見えなくなるまで、熱中した、ロクモンス 今じゃ死語になりかけているのではないかと、寂しくなります。とはいうものの、酔漢の小学校六年生になる次男は、テニスと水泳に夢中です。友達と遊ぶときはドッヂボールか、自転車、野球になっているようです。
「ロクモンスって遊び塩竃には、あったたんだぞ」
「マンモスごっこか何か?」
「何言ってんだ、ちゃんとした三角ベースだぞ、ボールぶつけるけどな」
「あたったらいたいじゃん」
「そこがおもしろいんだ」
「俺、ヤダ」
で終わりました。

もし、ロクモンスで「おらほこんなルールあったちゃ」とか「んだんだ、こうしておもせぇ事したのしゃ」などあれば(あればですが)コメントなんぞ書いていただければ幸いです。

塩竃二小の校庭に海からの風が流れると、校庭全体が魚の臭いが充満します。
「魚くせぇぐなったから、明日雨でねぇかや」
「んだなや、あしたエツジ体育すんのがや?」
「体育館でねぇか」
「んで、みんなしてロクモンスすっか」
「それ、いいなや。やっぺやっぺ」

「馬鹿、はやぐ帰れ!いつまでも校庭に残ってんでねぇど。明日雨だったら、マット運動だ。後ろ回りできねぇ奴いたら、居残りだかんな」
と、エツジ(小学校の担任、詳しくは野球編をご覧あれ)の声が校庭に響きました
「明日はパタンコなしでやっぺ」
「場所は、取っとくからや」
「んであした」

塩竃市立第二小学校は昭和48年当時、県内で二番目の児童数の小学校でした。

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6 コメント

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Unknown (竹すずめ)
2013-07-10 15:00:57
こんにちは。
ろくもんすで辿り着きました。
古い記事にコメントしてすみません。

ゴムボールひとつだけで人数や学年、性別、運動能力を問わずに一緒にできて
誰もが熱中する麻薬のような遊びでした。攻守のゲームバランスも良くボール
遊びの完成形でしたね。野球はグローブを持ってないと参加しづらかったです
からね。

今考えると一番の醍醐味は走者にボールをぶっつけてアウトにすることであり
走者は両手を頭の上に伸ばしたりして体を半身にひねってボールを避けること
だったと思います。ボールをぶっつけること、避けることどちらも快感でした。
野球のようにタッチでアウトならあんなに面白いとは感じなかったのではない
かなと思います。

ろくもんすは不思議な名前ですね。検索すると似たような遊びが全国にあって
「ろくむし」と呼ばれているようです。共通しているのは塁間で6回(往復?)
キャッチボールをされると全員アウトになり攻守交替。又、走者にボールを当て
てアウトにする、塁には複数人が同時に留まれるところですかね。

最初のバッティングはあったり無かったりするみたいです。又、走者はすべての
塁を1週することを1むしと呼び6むしするとゲームがリセットらしいです。
宮城のろくもんすとほぼ同じですね。

宮城はろくむしが訛ってろくもんすになったんでしょうか?
でも、肝心のろくむしの語源はわかってないようです。
むしは虫らしいですがなぜ虫なのか。

これは今日検索した他のサイトにも書き込んだのですが、ろくもんすで遊んで
いた時は塁間のキャッチボールを「揉み」と称しその行為を「揉む」と呼んで
いました。つまり「6揉む」ですね。ろくむしはともかく個人的には宮城の
ろくもんすはこの辺が語源のような気がするのですが今度は塁間のキャッチ
ボールをなぜ「揉む」と呼ぶのかが分かりません(^-^)。ろくもんすのもん
をとって「もむ」と呼んでいたら身も蓋も無いですが。

すべての走者が塁を離れて鬼ごっこ状態になることがありますが、この時
キャッチボールをしていた二人(別人でも可)が歩み寄って服の下にボール
隠して相手を追いかけるというのもありました。どちらがほんとにボール
をもっているか分からないのでスリルがありました。

ろくもんす、ほんとうに面白い遊びでしたね。
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Unknown (仙台市立立町小学校)
2019-08-06 14:58:08
懐かしいです!
記憶では"ろくもん"と呼んでいたような。
三角ベース手打ち野球で下投げ。
代表でひとり打ち続ける打者を決める。
攻撃側は全員一回は打つが必ず走る必要はない。
三振、ファールはアウト。
(※)1塁、2塁と周りホームベースに返ったらいちもんと宣言しろくもん目にアウトにされた人たちが復活し攻撃に参加できる。
フライを捕られたら全滅。
フライを捕った人がボールを地面に置いたら守備と攻撃陣が一斉に入れ替わるが、入れ替わる際に守備側だった人がホームベースの線内に入るまでにボールを当てられたら攻撃に参加できなくなり、味方がろくもんする(※)まで復活できない。よって、自分もボールを当てられて死滅する危険性があるので味方の動きと自分のタイミングを合わせる必要があるスリリングな時間になる。
走者がボールを当てられたり打った球に当たったらアウト。
(人が当てられた流れ球に当たったり触れてもアウト)
打者以外走る人がいなくなったら、その打者が走ることになるが、一打ごとに走る必要があり、走った先の1塁や2塁上で打撃を続ける。
----------
こんな感じでした。
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竹すずめさんへ (酔漢)
2019-08-16 15:24:01
復活間近?
酔漢でございます。
申し訳ございませんが、コメントを約4年、知らずにおりました。
そうですか「ろくむし」というゲームがあったのですね。
成程!!
点数で競う訳ではないのに、あれだけエキサイトできる。
そこが魅力ですよね。
返信する
Unknownへ (酔漢)
2019-08-16 15:29:49
立町小でもやられてましたか。
二番丁(私の卒業時の母校)ではどうだったでしょう?
こんな時間の経っているのに、コメントありがとうございます。
「マイルスデヴィス空白の5年間」ならず、本当に自身のブログをそのままにしていた管理人です。
ルールの基本は塩竈と一緒ですね。
でも、山形の知人は知らないようでした。
これの歴史って奥深いかも・・ですね!
返信する
あああああああああああああっ! (クロンシュタット)
2019-08-17 04:03:36
あまりの猛暑に眠り続けることが出来なくなりましたか.......

お待ちしております。
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Unknown (愛修羅)
2019-11-13 15:21:46
初めまして~
うちら(松島)は「ロクモス」でした。
懐かしいです!
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