中学時代の話。
酔漢が天文クラブにおりました話は何度かいたしました。
部長の「さかい君」は、とても個性的な人でした。
自身作の「5㎝反射赤道儀」を自宅バルコニーに構えては、月面の写真を撮影しておりました。
五橋中学校53年卒業、その冊子には、例えば、各部活動の成績。絵画や感想文などが掲載されております。
僕らの観測結果も掲載されておりますが。
「読売科学賞。宮城テレビ社長賞」を頂いております。
「月面における月例による光条の変化」これが題です。
が。その下。
「さかい君他6名」との記載。
「お前ら、さかい一人の観測結果をまとめただけなんだから、本当はさかい一人なんだど!」と、校門の番人こと、もんま先生のお言葉。
「まぁこいずは、しゃねぇべさ。俺たちは文章まとめただけだおん」
という事で、名誉ある賞を頂きましたが、そこに「酔漢」「しょうじ君」「すがわら君」の名前のない「雑誌 五橋」でした。
(お手元に冊子がございますれば、紐解くのもいいのかも・・・OB。OG諸氏)
文化祭での出会いで「ハルコさん」の事は過去の「くだまき」でした。
このくだまきで、酔漢はこう語っております。
「今は花山村(現栗原市)でこども達さぁ星みせてるんだおん」
国立花山少年自然の家でのボランティア。
夜、星の観察などは行いました。
本格的なものではないのです。
都会では見る事の出来ないほど、星がきれいに肉眼で見られます。
これには、こども達も驚きます。
「星ってこんなにあったんだ!」
天の川って、じっくり見た方は少ないのではないのでしょうか。
実際は、済んだ空気があって、周りの光が少ないど条件がよければ、肉眼で(ハッキリ)見えるのです。
これは、綺麗です。
望遠鏡とかなくても、十分に星を楽しむことは出来るわけです。
子供たちは、首が痛くなるくらい、空を眺めております。
一人の子が、「あれは、俺の星にする!」と言い出しました。
すると、次々と「あっちは俺んだかんな!」
「あれ、わたしの!」
自分の星を見つけていきます。
星座版を片手に、今の星座の位置を確かめながら自分の星を見つけようとしております。
一通り観察が終わりますと、今度は星の動きについて天球儀で学習します。
星の動き、地球の自転、公転なども。
プラネタリウムがなくても、自然の中で学習できます。
この学習の中で、「自分の星」を確定できる子もいたりして。
子供の発想と観察力が凄いことを、僕らは知ったりいたします。
年下君が生まれて数か月たったある日。
我が妹から、連絡がありまして、初山別村の「マイ・スター・システム」の事を知らされました。
希望する星座を指定して、その付近にある小さな恒星に自分の名前を付けて登録するというもの。
酔漢は、シティラピッド君、年下君と二人の名前を合わせて、登録致しました。
星座はオリオン。
現在、1万人を越える登録者数となっておりますが、874番目の整理番号です。
一昨年、それぞれの星に纏わる手紙やエッセイが冊子になりました。
初山別村から届きました。
「まさかぁ、おらいのまで載けてもらえっとはおもわねがったっちゃ」でした。
年下がまだ9ケ月位の頃です。
今さらながら、読んでいて恥ずかしくなりそうな文章です。
「おれもわけがったからな・・・」
ですが、その時の想いもあった訳です。
冊子を紐解きます。
星の名「STAR OF AI」生まれたばかりの娘の名。
星の名「MARDI」愛犬の名
星の名「TERAPON」大学時代の友人の名。
星の名「Masayuki」亡くなられたご子息の名。
それぞれに託した星の名前とその意味が深い事を知りました。
多くが、我が子の誕生、そして結婚などを記念したものが多いのですが、最後にございますように、最愛の方の死を残していきたい。
こうした思いも多いのでした。
人が星に向き合おうとしたとき、その思いの深さはどこから来るのだろう。
「初山別村って遠いよなぁ」
「どうやって行くんだ?」
「飛行機で旭川?そこから・・・・・」
「何もないって!」
「何でもねぇってことは・・逆に何んでもあるってことだっちゃ!」
「何もないから星がきれいなんだヨ!」
「鉄道がない!・・・最寄駅はぁぁ・・・」
届いて来た、パンフレットを見ての我が家の会話。
900年ぶりの金環日食。
日本最古の天体写真見つかる。
このところ、星へ誘うような記事が、新聞に掲載されております。
昨年は「星を眺めているような」そんな感じは全くありませんでした。
ですが、星を眺めながら、多くの事を思い、それに願いを込めた人は、いつもより多かったのではないのだろうか。
そう考えております。
しょさんべつ天文台
powerd by SHOSANBETSU
astronomical observatory
まわりになにもない・・・この贅沢
初山別村は星がきれいです
星は誰の物でもないが、同時に全ての人のものでもある。というのも星の輝きに心癒されたり、星の光に願いをかけたり、誓いをたてたりということは、誰にでも許されたことであるから。
であるなら、ある特定の星に願いをかけたりすることも、また許される行為では?・・・心密かに自分の星をもつことも。本村では、「他の誰をも傷つけない」というただ一つの条件つきで、自分の星をもつことを是認する。
1995.4.1初山別村長
星の光を、ふと思い出したように眺めることがございます。
普段は全く意識などしておりませんが、そんなときがあるんです。
誰しもがそうなのかもしれませんが、一番最初に目に入った星に、必ず独り言をつぶやいてしまいます。
いや、「星にもくだをまいている」自分がおります。
酔漢が天文クラブにおりました話は何度かいたしました。
部長の「さかい君」は、とても個性的な人でした。
自身作の「5㎝反射赤道儀」を自宅バルコニーに構えては、月面の写真を撮影しておりました。
五橋中学校53年卒業、その冊子には、例えば、各部活動の成績。絵画や感想文などが掲載されております。
僕らの観測結果も掲載されておりますが。
「読売科学賞。宮城テレビ社長賞」を頂いております。
「月面における月例による光条の変化」これが題です。
が。その下。
「さかい君他6名」との記載。
「お前ら、さかい一人の観測結果をまとめただけなんだから、本当はさかい一人なんだど!」と、校門の番人こと、もんま先生のお言葉。
「まぁこいずは、しゃねぇべさ。俺たちは文章まとめただけだおん」
という事で、名誉ある賞を頂きましたが、そこに「酔漢」「しょうじ君」「すがわら君」の名前のない「雑誌 五橋」でした。
(お手元に冊子がございますれば、紐解くのもいいのかも・・・OB。OG諸氏)
文化祭での出会いで「ハルコさん」の事は過去の「くだまき」でした。
このくだまきで、酔漢はこう語っております。
「今は花山村(現栗原市)でこども達さぁ星みせてるんだおん」
国立花山少年自然の家でのボランティア。
夜、星の観察などは行いました。
本格的なものではないのです。
都会では見る事の出来ないほど、星がきれいに肉眼で見られます。
これには、こども達も驚きます。
「星ってこんなにあったんだ!」
天の川って、じっくり見た方は少ないのではないのでしょうか。
実際は、済んだ空気があって、周りの光が少ないど条件がよければ、肉眼で(ハッキリ)見えるのです。
これは、綺麗です。
望遠鏡とかなくても、十分に星を楽しむことは出来るわけです。
子供たちは、首が痛くなるくらい、空を眺めております。
一人の子が、「あれは、俺の星にする!」と言い出しました。
すると、次々と「あっちは俺んだかんな!」
「あれ、わたしの!」
自分の星を見つけていきます。
星座版を片手に、今の星座の位置を確かめながら自分の星を見つけようとしております。
一通り観察が終わりますと、今度は星の動きについて天球儀で学習します。
星の動き、地球の自転、公転なども。
プラネタリウムがなくても、自然の中で学習できます。
この学習の中で、「自分の星」を確定できる子もいたりして。
子供の発想と観察力が凄いことを、僕らは知ったりいたします。
年下君が生まれて数か月たったある日。
我が妹から、連絡がありまして、初山別村の「マイ・スター・システム」の事を知らされました。
希望する星座を指定して、その付近にある小さな恒星に自分の名前を付けて登録するというもの。
酔漢は、シティラピッド君、年下君と二人の名前を合わせて、登録致しました。
星座はオリオン。
現在、1万人を越える登録者数となっておりますが、874番目の整理番号です。
一昨年、それぞれの星に纏わる手紙やエッセイが冊子になりました。
初山別村から届きました。
「まさかぁ、おらいのまで載けてもらえっとはおもわねがったっちゃ」でした。
年下がまだ9ケ月位の頃です。
今さらながら、読んでいて恥ずかしくなりそうな文章です。
「おれもわけがったからな・・・」
ですが、その時の想いもあった訳です。
冊子を紐解きます。
星の名「STAR OF AI」生まれたばかりの娘の名。
星の名「MARDI」愛犬の名
星の名「TERAPON」大学時代の友人の名。
星の名「Masayuki」亡くなられたご子息の名。
それぞれに託した星の名前とその意味が深い事を知りました。
多くが、我が子の誕生、そして結婚などを記念したものが多いのですが、最後にございますように、最愛の方の死を残していきたい。
こうした思いも多いのでした。
人が星に向き合おうとしたとき、その思いの深さはどこから来るのだろう。
「初山別村って遠いよなぁ」
「どうやって行くんだ?」
「飛行機で旭川?そこから・・・・・」
「何もないって!」
「何でもねぇってことは・・逆に何んでもあるってことだっちゃ!」
「何もないから星がきれいなんだヨ!」
「鉄道がない!・・・最寄駅はぁぁ・・・」
届いて来た、パンフレットを見ての我が家の会話。
900年ぶりの金環日食。
日本最古の天体写真見つかる。
このところ、星へ誘うような記事が、新聞に掲載されております。
昨年は「星を眺めているような」そんな感じは全くありませんでした。
ですが、星を眺めながら、多くの事を思い、それに願いを込めた人は、いつもより多かったのではないのだろうか。
そう考えております。
しょさんべつ天文台
powerd by SHOSANBETSU
astronomical observatory
まわりになにもない・・・この贅沢
初山別村は星がきれいです
星は誰の物でもないが、同時に全ての人のものでもある。というのも星の輝きに心癒されたり、星の光に願いをかけたり、誓いをたてたりということは、誰にでも許されたことであるから。
であるなら、ある特定の星に願いをかけたりすることも、また許される行為では?・・・心密かに自分の星をもつことも。本村では、「他の誰をも傷つけない」というただ一つの条件つきで、自分の星をもつことを是認する。
1995.4.1初山別村長
星の光を、ふと思い出したように眺めることがございます。
普段は全く意識などしておりませんが、そんなときがあるんです。
誰しもがそうなのかもしれませんが、一番最初に目に入った星に、必ず独り言をつぶやいてしまいます。
いや、「星にもくだをまいている」自分がおります。
最近、よく空を
見るようになりました。
不安な時
疲れた時
嬉しい時
悲しい時…。
特に
星が綺麗な夜は
気持ちがラクになります。