カウンセリング 健康法ときどき政治経済まれに経営

ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

生涯発達を視野にいれたキャリア支援とは(宮城まり子)

2016年01月29日 | カウンセリング

法政大学キャリアデザイン学部宮城教授の「ライフキャリア形成論」を受講しました。

宮城先生のキャリアに関する講義・講演の受講は結構な回数になりますが

毎回その内容と志の高さに感動します。今回も期待を裏切らない内容でした。


 その中で特に印象に残ったものをあげておきます

・キャリアは「自己」「仕事」「家庭」3つの領域の統合でライフステージ、
 キャリアステージによって割合は変化する

・個人のキャリアを育てることは、その集団である組織(企業)の成長・発展に
 繋がる→WIN-WIMの関係性

・生涯発達という考え方→年齢を重ねることへの肯定感

・人間の発達は安定と不安定を繰り返すが 不安定期は自己を見つめなおし
 再生するためのよいチャンスでもあり カウンセリングによる支援が効果的
 →危機は好機でもある

・キャリアカウンセリングは育成的、開発的カウンセリングである

・キャリア充実感を支える6因子とは
  ①仕事の中で自分(能力)が活かされている
  ②仕事を通して自分(能力)が成長発達している
  ③仕事を通して他者、社会の役にたっている
  ④職場で自分が必要とされている
  ⑤仕事の中で認められ、評価されている
  ⑥自分が期待され、信頼されている(任されている)

      特に①~④が重要

  これらは働きがいや生きがいを生み出す深い源泉となります

  こうしたキャリアの充実感は決して人から与えられるものではなく

  自律的に自分の未来を信じながら、自分らしく手作りで創造していくものである

  とのことす。

 

  組織においては、このような個人の強いキャリア意識と自力的な行動を側面から

  支援していくような風土の養成とインフラの整備が求められるのです。 

 


そして最後のお言葉が  「生涯育自を大切に」でした

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現役時代に欲しかった本:「たった1通の手紙が、人生を変える」

2016年01月10日 | 書評

水野敬也さん著「たった1通の手紙が、人生を変える」を読みました。

あまり、この手のハウツーものは読まないのですが、今回は新聞広告に

つられて思わず手が出ました。

 

やはりベストセラーはタイトルが秀逸ですねー!読前 ややこのタイトルは

大げさかなとも思いましたが、読後はいやいやそういうケースもありそうだ

と思い直しました。

 

 手紙作法の本はサラリーマンの現職時代に、必要に迫られて何冊か購入

しましたが、それらに比べて各文例のディーテールがかなり優れていると思います。

そして、それが手紙の効果に大きな差を生じることを考えると、これは重要な

ポイントだと納得しました。

 

ここで章立てをご紹介します。

*第0章  文章を書く上で一番大切なこと

*第1章  最初の一文で相手の不安を解消する

*第2章  自分を喜ばせるのではなく、相手を喜ばせる

*第3章  肉親を「お客さん」として扱う

*第4章  相手の信用を得るために、礼儀を「最低限」おさえる

*第5章  儀礼的な手紙こそ、相手を尊重する「ひと手間」を

*第6章  「あなたのファンです」は、相手へのサービスにならない

*第7章  難易度の高い依頼では、「誠実さ」と「自信」を伝える

*第8章  相手の要求を断りつつ、嫌われない方法

*第9章  手紙におけるユーモアは「愛嬌」をマスターする

*第10章 相手の怒りの矛先をすべて想像する

*第11証 パートナーへの手紙は「永遠の愛」を言い換える

*第12章 手紙に隠された、人生を変える力

*最終章  最高の手紙を書き続けるために、エゴではなく愛を選ぶ

 

◎メール全盛の時代だからこそ、手紙の価値が再評価されるのでは

 ないでしょうか?一家に1冊あると便利な良書だと思います!

 

 

 

 

 

 

 

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