法政大学キャリアデザイン学部宮城教授の「ライフキャリア形成論」を受講しました。
宮城先生のキャリアに関する講義・講演の受講は結構な回数になりますが
毎回その内容と志の高さに感動します。今回も期待を裏切らない内容でした。
その中で特に印象に残ったものをあげておきます
・キャリアは「自己」「仕事」「家庭」3つの領域の統合でライフステージ、
キャリアステージによって割合は変化する
・個人のキャリアを育てることは、その集団である組織(企業)の成長・発展に
繋がる→WIN-WIMの関係性
・生涯発達という考え方→年齢を重ねることへの肯定感
・人間の発達は安定と不安定を繰り返すが 不安定期は自己を見つめなおし
再生するためのよいチャンスでもあり カウンセリングによる支援が効果的
→危機は好機でもある
・キャリアカウンセリングは育成的、開発的カウンセリングである
・キャリア充実感を支える6因子とは
①仕事の中で自分(能力)が活かされている
②仕事を通して自分(能力)が成長発達している
③仕事を通して他者、社会の役にたっている
④職場で自分が必要とされている
⑤仕事の中で認められ、評価されている
⑥自分が期待され、信頼されている(任されている)
特に①~④が重要
これらは働きがいや生きがいを生み出す深い源泉となります
こうしたキャリアの充実感は決して人から与えられるものではなく
自律的に自分の未来を信じながら、自分らしく手作りで創造していくものである
とのことす。
組織においては、このような個人の強いキャリア意識と自力的な行動を側面から
支援していくような風土の養成とインフラの整備が求められるのです。
そして最後のお言葉が 「生涯育自を大切に」でした