表題はダニエ・ルピンク(標記映像)の「モチベーション3.0」の中で、ロチェスター大学のリチャード・ライアンが語った言葉です。
顧問先の役員研修資料作成のため久々に再読しました。ハーツバーグの流れを組んで編み出されたこの理論ですが、我が国の行き過ぎた成果主義見直しの流れの中で注目された1冊でした。
一番記憶に残った一文を掲げておきます。
「デシとライアンは共同で<自己決定理論(SDT)>を構築した。人には生来(能力を発揮したいという)有能感、自分でやりたいという)自律感、(人々と関連を持ちたいという)関係性という3っの心理的欲求が備わっている。この欲求が満たされている時わたしたちは動機づけられ、生産的になり、幸福を感じる」
プラスして、大前研一氏が訳者まえがきで掲げており、私も大いに共感する一文をご紹介します。「 内なる<やる気(ドライブー)!>を持続するのも簡単ではない。・・中略・・・、この本はしつこいくらいこの新しい<習慣><癖>を身につけるための反復練習を要求している。スポーツでも音楽でも一芸に秀でた人がみな通る道。それは驚くほど単調な練習を、驚くほどしつこくやることである。」