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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

菊地桃子さんが提唱するソーシャル・インクルージョン<社会的包摂>

2015年11月19日 | 政治経済

 10月29日に首相官邸で、阿部総理が掲げる「1億総活躍社会」実現への具体策を論議する国民会議の初会合が

開かれました。15人の民間委員の1人である菊地桃子さんはその席上で「1億総活躍」のネーミングが分かりづらい

として、表題の新名称を提案したとのことです。

 

 私はこの報道に接して「まことに当を得た素晴らしい発言である」と感心したのですが、その後のネット上の反応を見ると

ほんのひとつまみの賛同はあるものの、より分かりにくいとの批判的な意見が圧倒的に多いのにびっくりしました。

私も現在は福祉的な仕事や、ボランティアに携わっておりますので、「ソーシャル・インクルージョン」という言葉には

ごく日常的に接しており、なじみもあり、全く違和感がありません。しかしこの言葉に初めて接した時には、確かに

「難しい言葉で理解しにくい」という印象をもったことを思い出しました。

 

 そこで「1億総活躍社会」とは「社会の中から排除する者をつくらない、全ての人々の個性・多様性を尊重し、活躍の

機会を与える(英語でソーシャル・インクルージョン)社会を意味する」とされればよろしいかと愚考する次第です。

 

 菊地さんはタレント業の傍ら、大学院で学ばれて、現在は戸板女子短期大学客員教授も務められています。

また2番目のお子さんがハンディキャップのため就学も難しく、学習機会も義務教育であるにもかかわらず、なかなか

場所がなくて苦労され、その経験を同じような悩みを持つ方々の役に立てたいとの思いを強く持たれているとのことです。

何のお役にも立てませんが、私もせめても、心からのエールを送りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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キャリア・コンサルタントが単独で機能することは難しい(井田喜治)

2015年11月13日 | カウンセリング

 横浜国立大学非常勤講師 井田喜治先生の「CC応用演習:企業」を受講しました。

 表題は「企業において キャリアカウンセリングが単独で機能をしていくことは
難しく他の人事システムとうまく連動させていくことが重要になる。そして企業が
求めている<人材像>を社員に周知し、企業のニーズと社員の希望・適正・スキル
を勘案し、キャリア形成の具体的方向と職業能力開発の方針を明確にし、具体的な
行動につなげるキャリア・カウンセリングが求められる」ということです。

 その他印象に残ったことは

・企業環境の変化
 ①終身雇用制度、年功序列の見直し
 ②成果主義、能力主義賃金の導入
 ③企業統合の促進
 ④製造の空洞化
 ⑤IT(情報)産業の台頭
 ⑥雇用形態の多様化、見直し
 ⑦65歳定年制

・社会環境の変化
 ①少子高齢化
 ②社会保険制度の変更
 ③雇用不安定(非正社員の増加等)
 ④フリーターの増加(定着)
 ⑤さらなる空洞化現象の加速
 ⑥犯罪の増加(低年齢化、高齢化)
 ⑦新卒就職率の低下
 ⑧自殺者の増加(3万人)
 ⑨個人情報

・企業の採用で重視される能力(2012年、上位から)
 ①熱意・意慾
 ②行動力・実行力
 ③チームワーク(コミュニケーション能力・協調性等)
 ④誠実さ、明るさ、素直さ等の性格
 ⑤課題発見、解決力

・企業が若手社員について不足していると考える社会人基礎力(上位から)
 ①働きかけ力
 ②創造力
 ③主体性
 ④課題発見力
 ⑤発信力

・企業の3大経営課題
 ①コスト削減
 ②新規事業の強化
 ③グローバリゼーション

・労働における変革のポイント
 ①労働者の価値観の多様化を認める
 ②個性の発揮、個人の選択肢の拡大
 ③個人の個性に根差したマネジメントの展開

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