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ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

人生について、社会について、また自然について、その根本的な意味を問う「哲学への誘い」

2016年02月25日 | 放送大学

  表題は放送大学の「哲学への誘い」(東京大学佐藤康邦名誉教授)のまえがきから引用しました。

私は放送大学の「心理と教育コース」をメインにその周辺も含めて学んでいますが、基本的なカリキュラムは

あるものの、実際の科目選択は全く自由なのが放送大学の魅力です。そして最低前期・後期各1科目、計

年間2科目を登録すれば、1年を通じて放送大学生として全てのサービスを活用できるのがもうひとつの

魅力です。高校時代の友人の年賀状に「哲学を学び直してみようと思います」とあり、これに凄くそそられました。

ということで哲学入門編としてのこの科目を選択してみました。この科目は単位取得を目指しておりませんので

授業料は払わず、印刷教材を購入し、過去の講義をPCにダウンロードして受講しました。

 

 章立ては

第Ⅰ部 古代ギリシアの知恵

 1.ヘロドトスの「ヒストリア」

 2.トウキュディデスとペレポネソス戦争(上)

 3.トウキュディデスとペレポネソス戦争(下)

 4.ギリシア悲劇

 5.恋愛小説としてのプラトン

第Ⅱ部近代国家の現実と哲学

 6.ヘーゲル「法の哲学」の位置と抽象法

 7.道徳と家族

 8.市民社会

 9.国家

 10.日本の近代国家

第Ⅲ部文芸と哲学

 11.ドストエフスキーの文学と哲学

 12.日本近代文学と哲学

  13.絵画と哲学(1)様式の基礎

 14.絵画と哲学(2)遠近法の諸問題①

 15.絵画と哲学(3)遠近法の諸問題②

 

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人間をより望ましい方向へ導くもの: 教育

2016年02月12日 | 放送大学

表題は放送大学の「教育学入門」のまえがきから引用しました。

写真は編者の1人で放送大学准教授の岡崎友典先生です。(もう1人は客員教授の永井聖二先生です)

 

まえがきの書き出しをもう少し引用します。

「教育は人間の成長・発達が当該社会の多様な領域、とくに社会構造と文化に規定されつつも、人間を

より望ましい方向へ導くものである。教育学はこのような教育現象を学問的に探究し、理論・体系化した

ものであるが、個人的・生物学的な人間の発達の側面に重点をおくか、それとも社会の構造・文化への

同化を重視するかによって多様な教育理論が展開されてきた。・・・」

 

章立ては

1.教育を科学するー教育とは何かー

2.教育にとって家族の果たす役割

3.教育環境としての地域社会

4.近代社会の成立と学校

5.教育制度の展開とゆらぎ

6.学校の組織と文化

7.教育内容と教育方法

8.生徒指導と道徳教育

9.転換期における教育

10.子供の育ちと生成としての教育

11.教育の構造と機能

12.教育の文化的基礎

13.教育学の系譜(1)-社会現象としての教育ー

14.教育学の系譜(2)-現代教育学の流れー

15.学習社会の成立と生涯学習

 

最後にワンポイントをあげておきます。

*教育の3つの側面

  ①哲学的側面

  ②心理学的側面

  ③社会的側面

 

 

 

 

 

 

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サニー・ハンセンの「統合的キャリア発達理論」(宮城まり子②)

2016年02月04日 | キャリア・コンサルタント試験対策

  今回も宮城まり子先生のお話からです



 ハンセンは1997年、その著書「統合的人生設計」において、キャリア概念のなかに

家庭における役割から社会における役割まで、人生における役割(Life role)をすべて

幅広く盛り込み、新しいキャリアに対する概念「ライフキャリア」を提唱しました。


 そしてハンセンは、キャリア概念とその計画においては、自分の個人的な人生上の満足

だけに焦点を当てるのではなく、意味ある人生のため、つまり「自分にも社会にも共に役立つ

意義ある仕事」を行う視点に常に立ち、キャリア選択を行うことが重要であると述べています。



 ハンセンは個人の人生においては、単に仕事だけではなく、次にあげる四つの人生要素が

それぞれうまくバランスよく統合される必要があるとしました。

 それらは「仕事(Labor)」「学習(Learning)」「余暇(Leisure)」「愛(Love)」の4Lであり、

それぞれ四つの要素がうまく組み合わさってこそ「意味ある全体」になるということです。


 すなわち、ハンセンは「仕事」だけをしていれば充実した豊かな人生を送れるのではなく、

仕事と並行して「余暇・学習・愛」がその中に存在していなければ、本当によい仕事はできず、

偏った生活のなかで人生はいつしか味気ないもの、貧しいものに変容するものであると

警鐘を鳴らしています。





 

コメント (3)
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