表題は 再読した北野武さんのベストセラー 「新しい道徳」からの引用です。
初読の時から 期待したほどの毒は感じませんでしたが 私自身は彼の(特に映画の)ファンなので、彼の新しい一面を知ることができて良かったです。
その中で、印象に残った小タイトルを2つ挙げておきます。
*今の世の中じゃ、ウサギは途中で昼寝なんかしない。他のウサギと競争中で、カメにかまってる暇はない。
*デジタルには合間も隙間も余白も グレーゾーンもない。だからその隙間を乗り越えるための苦悩を知らない。
もう一つ「おわりに」で表題に続けて「無理に一言で答えるとするなら、結局のところ、そういう事も含めて、人が群れる動物だからと俺は思う。」という一節をご紹介しておきます。