カウンセリング 健康法ときどき政治経済まれに経営

ゆめと(ttm21)です。所感、エピソード等を気ままに綴ってみたいと思います

あなたこそまさにレジリエントな人なのです

2022年10月02日 | カウンセリング

 日本産業カウンセラー協会講師 渋谷武子 先生のセミナーを受講しました。先生は産業カウンセラーとしての実務経験が豊富でアサーション・トレーニングや箱庭療法の指導者としてもご活躍です。

 表題は「過去のキャリア危機をいかに乗り切ったか」をテーマとしたピアライブ(仲間内の実例による)カウンセリング演習の際 中年の危機のテーマでクライエント役を務めた私に対しての渋谷先生からのお言葉です。

 その事例とはまさしく中年42歳の厄年 担当専務から当時プロジェクトリーダーの私に「君が中心となって展開してくれた組織改革プロジェクトのお陰で 当事業部は今期は前期を大幅に上回る史上最高益を更新することが確実となったので 定期人事異動で君の特別抜擢昇任を申請した。先ほど人事担当常務からOKの返事がきたので 正式の内示日は3日後だが 1日も早く吉報を知らせたかったので・・・ 奥さんに話すのは構わないが 社内では3日後まで口外しないで貰いたい」との話ががありました。当日帰宅後の妻の笑顔が忘れられません。

 3日後課長以上の人事異動対象者が 順に専務応接室に呼ばれ私の番になりましたが専務は真っ青な顔をして最敬礼して 切り出しました「先日の事前内示を取り消し正規の内示を行います 9月1日付をもって関連会社S社に役職待遇で異動してもらいます」と一気にしゃべりまた最敬礼しました。

 親会社での昇任が子会社への降格人事に一変した瞬間でした。新しいポストは部下なしの名ばかり管理職で前任者は定年後5年間勤めた嘱託社員です。仕事内容は従来各事業部が個別に行っていた外注先との契約代行一括処理でした。この会社自体が定年延長の法制化に対応して原則60歳以上の高齢者受け入れのために設立されたものだったのです。従って私と庶務の女性1人を除く全員が60歳以上という特異な人員構成でした。

 しかも 業務は細部まで 親会社の各事業部からの指示通りに行うことが必要で 独自の工夫や改善の余地が全くなく モティベーションを保つのは難題だと思われます。

 発令日は1週間後です。最初は頭を金づちで叩かれたような衝撃を受けました。妻にどう話したものか? 月次給与は保障すると言っているが賞与は大幅ダウンだろう・・・。2代目経営者の友人や人材銀行からの転職の誘いもある・・・・。

9月1日の早朝正式な発令を受けて、始業前に課長以上を集めた臨時幹部会が開催されました。冒頭専務より今回の定期異動の概要について説明があり。空前の好業績を反映して、当事業部始まって以来の30名を超える幹部社員の昇任があったことに加え、私が関連会社に転籍することが簡単に報告されました。続いて 取締役昇任者、事業部長昇任者、本部長昇任者の挨拶があり、部課長昇任者の挨拶は省略され、最後に私が指名されました。

 「本日S社への異動発令を受けました。入社以来人事労務畑を歩んで参りました私にとりましては 全く未経験の分野での仕事となりますが 当事業部初の新会社要員としてご指名頂いた名誉をけがすことのないよう パイオニア精神を喚起し全身全霊で取り組みたいと思います。具体的施策についてはしばらくお時間を頂きたいと思いますが、今までとは別の立場から皆様方の活動をバックアップできるよう頑張りたいと思いますので、引き続きのご支援をお願い致しまして、また4年半にわたる皆さまのご厚情に熱く感謝致しまして私の惜別のご挨拶と致します。本当に有難うございました。」

 最後に専務から「君はたった一人の情熱が周囲を巻き込み組織に奇跡を起こすことができる事を見事に証明してくれた。君にはどんな分野でも奇跡を起こせるパワーを持っている。新天地での君のご活躍・ご繁栄ととご健勝を心より祈ります。本当に有難う!」との心温まる送別の辞を頂きました。
 
 逆転内示から1週間で前向きな姿勢を取り戻せたことに対して 渋谷先生から表題のお言葉を頂いたわけです。私自身も何十年ぶりかで当時の状況を思い出す貴重な経験となりました。このケースは私のキャリアにとってまさに人生の正午(ユング)中年に迎えた最大の危機でした。
結果的にキャリアアップの起点となり、現在の経営コンサルタントにつながる一大イベントとなったのですが、この周辺の事情・状況については稿を改めたいと思います。

 「レジリエンス」とは従来物理学の分野で「衝撃に対する強さ」の意味で使われていた言葉でこれと対をなすのが「ストレス」です。レジリエントな人とは「回復性の高い」人を言います。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

障害は個性

2022年08月02日 | カウンセリング

 標記は日本産業カウンセラー協会理事中台英子先生のセミナーから引用しました。簡潔ですが意味の深い言葉だと思い本稿を再掲致します。

その他印象に残ったのは 
 
①無知と無関心による差別・偏見

②可愛そう・気の毒という憐れみ、同情

③障害のない人と同じ欲求・権利を持つ人であり、社会の中で共に生きて行く仲間
 をあげています


その他のポイントは

*障害・障害者の理解

①その障害者がもっている能力をできるだけ客観的に評価し、援助すべきことと援助
 しなくてもいいことを分ける

②しょうがいのためにできないこと、できにくいことに対しては支援を行い、障害が
 影響しないことには通常のように対応する

③障害理解とは障害者に優しく接することではなく、適切に接することである

④もしそうでないと障害者を常に援助の対象としてしか見ないことになり、障害者を
 一個人として考えて、お互いの人格を尊重した人間関係がつくれない

⑤障害理解は、障害に対する正しい認識を持つことであり、障害理解の考え方によって
 共生社会の実現を目指す


*障害のある当事者からのメッセージ
 -障害について知って欲しいことの主な内容ー

①障害は誰にでも生じ得る身近なもの

②障害は多種多様で同じ障害でも一律ではない

③外見では分からない障害もある

④不自由はあるが周囲の理解や配慮があれば出来ることが多い

⑤特別視せず普通に接して欲しい

⑥社会生活をする上でさまざまなバリアがある

⑦日常生活や事業活動の中でちょっとした配慮や工夫を


*障害について知っておきたいことの主な内容

①さまざまな障害の特性と不自由さの内容

②コミュニケーションのとり方(不快に感じる言葉使い、障害についてのたずね方)

③周囲の者にできる支援内容

④障害について学ぶ機会

⑤必要最小限の医学知識

⑥どのようなサービスが利用できるか

⑦地域でどのような生活をしているか



 今回はさまざまな障害者を想定したロールプレイを行いました。その中でも筆談に

よる聴覚障害者対象のカウンセリングには大変苦労しましたが、良い経験となりました。

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

基本はおもてなしの心とリラックス

2022年06月01日 | カウンセリング

 今回は私が最も敬愛し 多くのセラピストから史上最高のセラピストと称えられる ミルトン・エリクソンについて取り上げました。

 表題はエリクソンがその治療体系を実践する人の基本的心構えについて語ったものです。技法も大切ですが最後は哲学(理念)なんですね! この点はロジャーズと全く同じです。むしろ「来談者中心療法」を超絶技法で実践したのがエリクソンではないかと私には思えます。


 エリクソンの貢献としては 従来の伝統的催眠療法におけるセラピーの強調点を
  ①洞察→変化
  ②過去→現在・未来
  ③病理→リソース  に変化させたこと

 ブリーフセラピー(短期療法)の基礎を作ったこと が挙げられます。


 エリクソンは
 ・先天的に
  ①赤緑色覚異常
  ②音痴(リズムがわからない)
  ③失読症(6歳までmと3の区別不能)であり

 ・17歳でポリオに罹患
  ①全身麻痺で眼球以外が動かない
  ②手足がどこにあるか分からない という重篤な障害の持ち主でした。

 そしてこれらの障害を克服していく過程において
  「利用、トウルイズム、自己催眠、合わせとずらし、観念運動」等の
  ざん新な概念、技法を開発していったのです。

 

今回はちょっと専門的になりましたが概要をご理解頂ければと思います。





 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過去と未来は実際には存在しない

2022年05月15日 | カウンセリング

 日本ゲシュタルト療法学会副理事長 岡田法悦先生のセミナーを受講しました。
 表題はゲシュタルトセラピーのキーワードである「今・ここ」: 実際に体験できるのは「今、ここ」だけ。過去と未来は実際には存在しない・・・・から取り上げました。

 当療法は「知覚の心理学」とも呼ばれており、本セミナーも「知覚」をメインとしたワークが主体のため 私の文章力では記述しにくい内容となっています。そこで ここではウィキペディアから転載したものを提示します。


 「ゲシュタルト」(Gestalt)は、ドイツ語で「かたち」「形象」をいう言葉。直接は「ゲシュタルト心理学」から由来した言葉と思われるが、その意味づけは参禅体験などと深くつながっている。彼の考え方には、エーリヒ・フロムや鈴木大拙などの影響も色濃く見られる。東洋的な瞑想や精神統一の体験を基盤に取り込んだという点では、ユージン・ジェンドリンのフォーカシングと似ている。
 セラピーの姿勢としては、カール・ロジャーズの来談者中心療法などと一緒に人間性心理学(アブラハム・マズローの流れ)の中に分類されている。

 このセラピーでは、過去になにをしたか、それはなぜなのかを問うことはしない、「今・ここ」で、「いかに」・話しているか、「なにを」・話しているかを問題にする。それを気づき、体験すること、そこから全身全霊的な気づき、覚醒を目指し、そこで自分自身であるという自由を取り戻すことを目的とする。
 やり方としては、グループワークショップとして行われることが多い。
ゲシュタルト療法の手法というのは、心理学や哲学の手法を広く取り入れており、それらを精神と身体の完全統一という考え方に基づいて、セラピーの療法として統合したものである。この療法の目的とは、活動におけるより確立した独立と、自然な成長を阻害する障害物に対処する能力を、患者自身が獲得することを助けることにある。



ゲシュタルトの祈り[編集]
(創始者フリッツ・パールズが作ったゲシュタルト療法の思想を盛り込んだ詩で、彼はワークショップでこの詩を読み上げることを好んだ)


 私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。

 私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。

 そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。

 もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。

 出会えなくても、それもまた素晴らしいこと。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

より良く生きることを支援することはより良き死を支援することである

2022年05月01日 | カウンセリング

 我が国キャリア・コンサルティング界の重鎮であり昨年3月に逝去された故木村周先生(享年87歳)を悼み かって受講した講演会からのお言葉を表題を含めいくつかご紹介いたします。  

  先生は晩年まで心身ともにお元気で、なお現役へのこだわりを持たれており私が目標とした良き先輩でした。

 

その他記憶に残ったのは  

*高齢者のキャリア自立支援

  ・遅くとも55歳から取り組むべき

  ・厳しい現状を隠さず開示・アドバイスし最終的には本人に選ばせる

*一般研修の記憶はそのままではわずか3%、事前課題を与え、ワークを多用し 事後レポートを提出させるなどの効果を高める工夫が必要

*対人関係の核(第1層)はあくまでキーパーソン(重要な他者):配偶者、恋人。家族でありそれが固まって初めて第2層(友人・親戚)、第3層(職業上の人間関係等)につながっていく。 

*よき支援者(キャリア・コンサルタント)となるためには

  ・まず自分自身のキャリアをしっかりと構築する

   (自分にとって最大の支援者は自分であるから自己効力感をもつこと 

    は大切)

  ・自身も自立・成長を続ける

  ・他者の支援にはちいさな1歩を大切にする

   (マザーテレサ:私達には大きなことはできませんが

    たとえ ちいさなことでも大きな愛を込めてすることは

    できます)

  ・生涯現役を目指す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分の内なる心との対話

2022年04月15日 | カウンセリング

 私が幹事を務めるカウンセリング研究会の久々の例会は  会員のTさんが講師兼ファシリテータとなり「パステルシャインアートセラピー」のエクササイズを行いました。

 パステルシャインアートは創始者、江村信一さんが1995年、東京赤坂のギャラリーで絵本作家の葉祥明さん等と開催した「天使展」で、世界で初めて発表したアートです。

 独自なメソッドである15㎝の白い正方形フレームにセロハンテープでマスキングして12㎝の枠を作る。そして、パステルを粉にして指で伸ばしグラデーションでほんわりとした やさしい丸い光の輪を描きます。あとは好きな色を重ねて 子供のような感性で気ままにお絵かきを楽しむ。

 参加者全員が2時間でそれぞれ2枚の作品を描きあげました。童心に帰って指先でパステルの粉をこねまわすだけで えも言われぬ 日常から解放されたぞくぞくするような感動を体験しました。

用紙も葉書サイズで気軽にチャレンジできる大きさです。作品はそれぞれの素敵なお土産となりました。


江村さんはパステルシャインアートについて
・自分の内なる心と対話できる
・描くことでココロもカラダも癒されるセルフヒーリングアート
・描いて癒され、見て癒される不思議なアート
と表現されてます。

 皆さんも挑戦されたらいかがでしょうか?
興味をもたれた方は江村さんのブログや著作を参照して下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カウンセラーとは生き方そのものである。(石崎一記)

2021年05月01日 | カウンセリング

 表題は東京成徳大学石崎一記教授「リサーチ」セミナー(コロナ禍前)からの引用です。
セミナーの内容は調査法の種類(質問紙法、面接法)、調査研究の手法、論文・レポートの読み方等多岐にわたりましたが。その中で特に印象に残ったものをあげてみます。

 ・科学であるということは
  ①科学的な「分かり方」が必要(論理的整合性、客観性、実証性)
  ②統計を用いること
  ③主張には必ず根拠が必要である。

 ・自己中心性とは
  「自己の主観を知らず、主観と客観が混同した幼児の心性」(ピアジェ)

 ・生き生きとしていること(内発的動機付け)とは
  つながりの安心感の中で・・・・・関係性
  自分の意志を活用して・・・・・・自己決定
  環境に働きかけている状態・・・・コンピテンス(有能)
  

 ・発達的には人生にゴールは無い、毎日のプロセスの積み重ねが人生である。(石崎)

 ・自分の信念と違う事象は記憶に残りにくい。(スティンガー)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ショーウインドウの中の自主決定 (桐村 晋二)

2021年03月15日 | カウンセリング

 表題は桐村晋二 元法政大学教授のセミナーからの1節で 現代の日本を、考える前に答えが与えられる社会、情報を与えられないと動けない
代理頭脳に頼る社会と捉えられています。 

 その他の印象に残ったフレーズを書き出します。

*日本人の自己効力感を取り戻さなければ
 ・治安がいい、空気がいい、水がいい、食の安全、ほぼ完全雇用等

*日本における海外情報はほとんど米国であるという認識を踏まえて
 マスコミ情報に接するべき

*企業教育の基本は課題設定(何をやるべきか)

*学ぶチャンスは増えている
 ・大学の公開講座、公民館・福祉協議会の講座、放送大学、生涯学習センター等

*組織における知の蓄積が我が国の強みであった

*人生80歳70万時間として
 ・35万時間は生物として(睡眠、食事等)
 ・35万時間中 学校で2万時間、仕事で6~8万時間、通勤で2万時間
 ・残り23万~25万時間をどう使うかでその人の人生が決まる

*ホワイトカラーの身に着けるべきスキルは
 1.テクニカルスキル: 技術、情報
 2.ヒューマンスキル: 対人関係
 3.コンセプチュアルスキル: 自分の体験を理論化してみる
     (理論と体験を行ったり来たりして)

*賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ

*仕事の種類には
 ・指示された仕事
 ・期待された仕事
 ・創造する仕事 がある

*過去があって現在がある。過去と現在が分かれば将来の相当部分を推測できる

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

認知症に<バリデーション>

2020年12月15日 | カウンセリング

 バリデーションはアメリカのソーシャルワーカー、ナオミ・フェイルさんが開発したもので、重度の認知症患者が劇的に回復した等の実績が報告されて、注目を集めているコミュニケーション法です。
バリデーションは元々「確認する、強くする、認める」の意味に用いられますが、フェイルさんによると、認知症の人の「経験や感情を認め、共感し、力づける」意味でこの言葉を
用いているそうです。

バリデーションのテクニックの一部を書き出してみますと
1.アイコンタクト
  アイコンタクトを取ることで、安心感を持ってもらうことができます。
2.言うことをそのまま繰り返す
  つじつまの合わない言葉であっても否定せず、そのまま疑問形にして繰り返します。すると「自分の言うことを聞いてくれた」と感じてもらうことができます。
3.思い出話をする
  認知症になっても、昔の記憶は残りやすい傾向があります。昔の思い出を話すことで、感情的に落ち着くことが期待出来ます。
4.やさしく触れる
  完全に会話ができなくなった人でも、やさしく手を握ったりして「ここに家族がいる」と知らせると安心できます。

*上記のテクニックは、あくまで相手の気持ちに寄り添うことが目的です。介護する側が疲れていたりするときには、無理に行う必要はないとのことです。                                                  出所:日本バリデーション協会資料


1と2はロジャーズの来談者中心療法と通じるところがあり、興味をひかれました。優れた理論は時代と状況を超越して生き続けるものだと痛感します。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔法の言葉<yes and・・・・>

2020年12月01日 | カウンセリング

 人の話を聴いて自分の意見を述べるときは 「いいえ、そうではなくて・・・・」でも    「はい、でも・・・・」でもなくて  「はいそうですね、そして・・・・」とまず相手の話を肯定して それに自分の主張を加えて返すことが円滑な話法である   ということは私自身が研修の講師として話してきたことなのですが・・・・やってしまいました!

まずはA信用金庫での経営相談会 支店長立会のもと  新規顧客見込みB社の   2代目若社長から話を聞くや従来のマーケティング戦略を全否定し  滔々と自説を陳述してしまいました。完全に相手のプライドを傷つけてしまい顧問契約は白紙。
私の経験が最大限に活かせる最高の案件であり クライエントにも多大な利益が見込めるものであっただけに残念です。

 もう1件は 現在顧問を務めるC社 これもY社長の定着対策をヒヤリングするや真向から批判し 顔色が変わるのが解りました。 次回面談でフォローしないと 今年末で切れる契約の延長は無くなります。

 どうも私は話が 自分の得意(と思われる)分野に入ると 謙虚さを失い暴走してしまうようです。

古希(70歳)を6年過ぎても ちっとも枯れて(円熟して)いない自分に愕然とします。

これを自戒し手帳の1ページ目に 表題の言葉を記した次第です。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする