てっぺん 田部井政伸 著 宝島社
田部井淳子さんのご主人が奥さんの生き方を中心に書かれた手記です。図書館で借りてきて、通勤電車の中で読み終えました。ご自身も山を愛する登山家でいらっしゃったことが田部井淳子さんをすべての点において心身ともにサポートされていたということやお互いを支え、支えられながらともに歩んで来られた道のりやお二人の生き方がよく伝わってくる本でした。唯川恵さんの小説『淳子のてっぺん』を読みましたが、この小説の中で書かれていたこととこの本で書かれていたことで同じ印象を受けたことがあります。それは、お二人がともに、それぞれいいパートナーに巡り会われたことがそれぞれの夢をたくさん叶えることができた原点になっていたということでした。また、お二人のそれぞれが違う登山隊に属し、別々の山に登り、ご夫婦のそれぞれの夢の方向は多少違っているときもあるのですが、手繰って行けばその夢の彼方はどこかで必ず繋がっているということでした。その夢の行先は、淳子さんが亡くなれた後でも、ご主人や娘さんや息子さんやお仲間たちにちゃんと受け継がれていて、その夢がいつまでも生き続けていくこともあるということを感じることができた本でした。
田部井淳子さんのご主人が奥さんの生き方を中心に書かれた手記です。図書館で借りてきて、通勤電車の中で読み終えました。ご自身も山を愛する登山家でいらっしゃったことが田部井淳子さんをすべての点において心身ともにサポートされていたということやお互いを支え、支えられながらともに歩んで来られた道のりやお二人の生き方がよく伝わってくる本でした。唯川恵さんの小説『淳子のてっぺん』を読みましたが、この小説の中で書かれていたこととこの本で書かれていたことで同じ印象を受けたことがあります。それは、お二人がともに、それぞれいいパートナーに巡り会われたことがそれぞれの夢をたくさん叶えることができた原点になっていたということでした。また、お二人のそれぞれが違う登山隊に属し、別々の山に登り、ご夫婦のそれぞれの夢の方向は多少違っているときもあるのですが、手繰って行けばその夢の彼方はどこかで必ず繋がっているということでした。その夢の行先は、淳子さんが亡くなれた後でも、ご主人や娘さんや息子さんやお仲間たちにちゃんと受け継がれていて、その夢がいつまでも生き続けていくこともあるということを感じることができた本でした。