TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

言葉にできるは武器になる

2017年12月15日 | 読書日記
言葉にできるは武器になる 植田悟司 著 日本経済新聞社
図書館でたまたま見かけてちょい読みした本でした。本の帯には「王様のブランチ」で紹介され話題沸騰!!トップコピーライターが伝授する、言葉と思考の強化書と記載されていました。本当に書きたいことや発言したいことが伝わらないことが多いと悩む人々にその悩みを解決するべきヒントとして、トップコピーライターがどのようにしたら自らの思いや真意を伝えることができるのかという作者の経験に基づいた鍛錬のしかたが紹介されている本です。この本の中で、作者は次のような意味のことを述べています。「人間は、ある人が発する言葉『外に向かう言葉』に宿る重さや軽さ、深さや浅さを通じて、その人の人間性を無意識のうちに評価しているものです。」この『外に向かう言葉』を聞いたり読んだりした人々が、共感、共鳴、心に響くような真意を受け取ることができたり、人々を動きたくさせるような空気を作ることをも起こりうるのは、自分の考えを広げたり、奥行きを持たせるための『内なる言葉』の存在が大切であり、この『内なる言葉』を磨いて鍛え挙げているからこそ伝わる力になっていると語っています。美辞麗句な表現やスキルよりは言葉をどれだけ租借して自分の思考力を高めているかという当たり前のことが書かれているのですが、いざ実行となると結構大変なことなのかもしれません。作者は理系の思考回路を持たれている方のためか、論理的な文章が印象に残りました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする