日曜日の朝NHKで放映されていた大林監督のドキュメント番組『それでも僕は映画を撮る』を見ました。尾道出身の大林監督の映画は尾道を舞台にした映画が多く、尾道をより有名にされた監督さんでもありますが、肺がんを患われても、映画を撮り続けようとされる映画に対する熱い思いが伝わってきた番組でした。後継者に肌で伝えるべく、真剣に取り組まれているお姿や投げかけておられる言葉の数々に、伝わるものは必ずあったはず。大林監督がこの番組の中で語っておられた「映画のたしなみ」はきっと多くの人々に引き継がれていくことでしょう。人の行ないはたとえその人が行うことがなくなったとしても魂というか思いというか熱意というか目に見えない尊いものが必ず引き継がれていくのでしょう。大林監督の映画を初めて見たのは原田知世さんが主役だった『時をかける少女』でした。当時は20代で、試写会が当たるハガキをいっぱい出しまくっていて、当たった試写会で映画をたくさん見に行ったうちの映画のひとつでした。この『時をかける少女』の映画は仕事をし始めて初めての3月に尾道に日帰りの一人旅をした後で、観た映画でしたので、とても印象に残っている映画のひとつでした。大林監督の尾道三部作のひとつになっている映画です。一番最初に訪れた千光寺公園の山頂や文学のこみちから眺める景色がとても美しくて情緒的で文学的で、絵になる景色でそれ以降もいいなあとずっと思っていました。故郷の尾道をより有名にされた大林監督の功績は偉大ですね。
アメリカの旅行誌「コンデナスト・トラベラー」が9日、2018年の魅力的な世界の大都市上位20位のランキング(米国は除く)を発表したと昨日のサンケイ新聞の夕刊のトップに掲載されていました。それによると、1位東京、2位京都、3位メルボルン、4位ウィーン、5位ハンブルク、6位シドニー、7位シンガポール、12位には大阪が入っていたそうです。42万を超える読者が調査に参加したランキングだそうです。東京は3年連続でトップで超近代的でネオンが輝く高層ビル群や落ち着いた寺という矛盾が混ざりわくわくする都市と評価されていて、京都は町家の魅力で昨年の3位から2位に、大阪はたこ焼きやお好み焼きの粉もんは絶対食べるべきと強調されるほどの美食都市のひとつとして評価されて12位に入ったということでした。1か国で最も多い3都市が日本の都市だったことも驚きです。