10月23日、今城塚古墳を訪れたときの続きです。今年の6月30日に放送されていたええトコ「古墳にコーフン」というNHKの番組で、今城塚古墳が取り上げられていたのを見ました。今回訪れたのもこの番組を見て、行ってみようと思ったからでした。15年前までいた職場はこの今城塚古墳の近くにありましたが、転勤するのが決まった年の最後の3月末に一度だけ訪れたことがありました。その当時は桜が咲いていてのどかに釣りをされていた方々を見掛けたようなのんびりした場所だったのを覚えています。15年前はまだ今城塚古代歴史館もまだできてなかったですし、今城塚古墳付近は今のような公園としては整備されていませんでした。開館して10年になっていた今城塚古代歴史館を初めて見学しました。無料でした。
開館10周年記念特別展の「大王墓今城塚古墳の実像」展から先に見学しました。
巫女埴輪
牛型埴輪
常設展も見学しました。
ミュージアムショップがありました。
はにたんなどが入っていたクッキーを買って帰りました。
200体の形象埴輪が発掘された祭祀場があった同じ場所に再現されていました。
馬の埴輪は富の象徴、白鳥の埴輪は魂を運ぶと言われているそうです。
内濠
途中で見掛けたマンホール
今城塚古墳を見学して駅まで戻るときは、来た道をそのまま戻らず、昔通ったことがあったのを覚えていた脇道を通ったら以前いた職場の側に出ました。職場の建物の横を通って帰りました。以前訪れたときは職場から今城塚古墳までそれほど遠くなかったと記憶していたのはこの道を通って行ったからだったと思い出しました。今城塚古墳のHPに紹介されていた駅から川沿いを行く道順はわかりやすい道順でしたが、ちょっと遠回りの道順だったからずいぶん遠いと感じたのかもしれません。
今回、自転車で向かうことにこだわったのは、小回りが利くだけではなく、昔若かりし頃から40代の半ばまでの25年間、この付近まで、自転車でいつも通勤していた同じ自転車道を走り、昔の風景をもう一度眺めてみたかったからでもありました。その当時の街の景色は変わっていない場所も多く、この道を毎日自転車で通っていた年月は確かに存在していたという懐かしさとともにあのときの延長線上に今の自分があったということを再確認しました。遠い昔、初めて仕事をし始め、退職するまで、仕事と向き合う基本を作ってくれた場所を再訪したことで、仕事をし始めた頃の初心を顧みることができました。初心忘るべからずの気持ちを忘れずに、今後の残された日々を前向きに過ごして行きたいものです。三島江のコスモスと今城塚古墳を散策し終え、午後3時半ごろ大阪市内の自宅に帰宅しました。