TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

ショウタイムセブン

2025年02月14日 | 映画鑑賞日記

映画『ショウタイムセブン』を見てきました。ラジオ局に左遷された国民的ニュース番組「ショウタイムセブン」の元キャスター折本眞之輔(阿部寛さん)がラジオの生放送中謎の男からに電話が掛かってくるところからこの映画は始まりました。発電所が爆破され電話を掛けてきた謎の男の仕業であったことを折本に語り掛けつつ様々な要求を投げ掛けて行きます。折本は「ショウタイムセブン」のキャスターに返り咲くこともできるかと見込んで二転三転する犯人との駆け引きの生中継を強行することを決め、「ショウタイムセブン」のスタジオを舞台に全国の視聴者に映像を通して犯人と会話、対決して行くといったストーリーでした。どう展開して行くのだろう、真相は何なのか、犯人が本当に求めている標的は誰で何が目的なのかなどが次第に検証されて行きました。最後の折本の言葉は特に印象に残りました。

もっと怖い映画なのかなと予想して見に行ったけれど、組織や国家の奥に潜む表面化されない実情こそが一番怖いと思った映画でした。折本がキャスター人生を掛けて真実を語って行く最後のシーンは見ごたえがありました。上の人に潰されることは世の中に絶えず多々存在している現実ですが、折本が最後に見せた潔さが報道の在り方やその報道を見ている視聴者の捉え方などについていろいろな問題提起を投げ掛けていたかのように終わりました。視聴者に問いかける世論調査など生放送ならではの展開は映画館のスクリーンに映っていた映像なのに家でテレビを通して「ショウタイムセブン」を見ているかのような錯覚や臨場感を体現していたような映画だった気がします。

犯人役が錦戸亮さんだったのがテレビなどで明かされていました。久しぶりに錦戸さんを映画の中で拝見した映画でもありました。


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