アニメ映画『野生の島のロズ』を見てきました。台風で野生の島に打ち上げられてしまったロボットのロズと野生の島で暮らしていた動物たちの心温まるお話でした。ロズは最新型のアシストロボットでした。無人島に漂着してあちこち傷んでしまっていたもののプログラムされていたアシスト機能を遂行しようとするのですが、動物たちにとったら未知の不思議な物体としか理解されずほとんどの動物たちはロズを拒絶して寄せ付けようとしないままストーリーは進んで行きました。そんな中、動物たちの中で、キツネのチャッカリやオポッサムのピンクシッポの協力を得ながら雁のひなだったキラリを育てようと頑張るロズが描かれて行きました。キラリは徐々に大きくなり、渡りができるようにロズたちが飛び方を教えた成果が実り無事に巣立って行きました。ロズは次第に心を芽生え始め、本来持っていた優しさを発揮してアシストを完結すべき厳冬を越せなくて困り果てていた動物たちを助け続け、ロズを拒んできた動物たちの信頼を勝ち取って行きました。ロズがどんな厳況下でも立ち向かって進んで行くロズの様が格好良かったです。ロズが作った家の中で動物たちがみんな仲良く暮らしていた様は争いばかり繰り返している人間たちの戒めになるような立派な振る舞い方でした。人間社会もこのような動物たちの態度に改めないといつまでも平和は訪れないだろうなあと思えるような描き方に見えました。
映像がとてもきれいでした。雁が空一面に飛び立って行くシーンなどきれいな映像をたくさん出てきてました。日本では2頭しかいなくなったラッコも出て来てましたし、スカンクやクマやビーバーなどのいろいろな種類の動物が出てきていたのも楽しめました。大人が見ても楽しめるようなアニメになっていました。