〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

多様性というと美しく聞こえる

2006-05-18 | Weblog
いつもながら寝る前に一言。

人というのは何と自分と違っているのだろう。
当たり前のようだが、そこのところがよくよくハラにおさまっていないから、余分に腹が立ったり失望したり、劣等感を感じたり羨望したりするのだ。
まあたしかに「みんなおんなじ人間」なのだけど、それとは基本のところの話で、表現はひじょうに異なっているように見える。「個性」なんてものじゃない、考え方や感じ方がずいぶん違っているようだ。
そのなかでどうしたいのか。たしかに自分の自我にとって肌に合わなかったり逆なでされたりで不快なことはあるにせよ、うまく仲良くやりたいのがベースでありかつ目的なのは間違いない。なので、そこを外さないよう、でも齟齬があるのなら調整をなるべくうまく。
しかしこれだけ違っていると、リーダーシップを取ってまとめるというのは、ずいぶん人間的な包括力が必要なのだろうなと思う。人間的な幅と深さ、とうこと。
うーん、でもそこから自分を測って「だめじゃん」とか裁いてみてもまったく不毛。ベースの、「同じ人間」ということ自体がすごい積み重ねの結果であり、可能性なのだから、本質的には、それをいかに活かせるか、ということだけのはずだ。


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