〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

終わってしまった世界の物語

2007-11-29 | Weblog
なかなか身辺忙しく更新できないのは残念です。

ブログというのは更新が命なわけですが、そういう書き方にはちょっと疲れる感じもおぼえます。
言いたいことがあってまとまったことを書いてシリーズ化・体系化したいばあいには、いわゆるホームページという形式のほうがよいのではないかという気がしてきましたが、いかんせん金がかかりそうで…

と思っていたら「ホームページビルダー」というのがえらいやすく売っていたので衝動買いをしてしまいました。(たしか3000円くらい)
新バージョンが近々出るとのことで安いのはそのせいなのでしょう。
いずれ時間があったら挑戦してみたいなと。

さて、知っている人は知っているかもしれませんが、鬼才・弐瓶勉氏のコミック新刊、『BIOMEGA(バイオメガ)』第3巻がようやく出ました! (集英社より)
連載元が月刊のえらくゆるーいペースなので待たされました。
SFに興味のある方もない方も超おすすめです。

とはいえ非常にダークな世界観のお話。世界観…なにせそれは「もう終わってしまった世界」の話なのですから。
文字通りそこには草木一本登場しません。ひたすら続く荒野と無秩序な都市群と徘徊する動く死体(ドローン)たち。
まさにニヒリズムの極北、世の終末のその後の物語。
物語がもう成り立たない世界での物語。

二瓶氏は最初の作品『BLAME!』の冒頭から、一貫してそんな「終わってしまった世界」を描き続けています。めずらしく普通の人間が登場したと思った異色の前作『アバラ』も、結局は最後に「終わって」しまうし…

しかしなぜかそんなありえない世界の描写に惹かれるのは、読み手が心底そんな虚無的な世界観にずっと浸されてきたからなのでしょうか?

今回も例によってストーリーはわかったようなわからなかったような感じですが、それはこの際どうでもいいのでしょう。

ひたすら怪物と人造人間たちの超パワーゲームの連続です。今回は敵方の怪物同士がなぜか内紛してしまいます。いったいだれが敵だったのか味方だったのか…

そして意味不明の奇抜な漢字用語の数々。
最強の敵DRFは「技術文化遺産復興財団」、
主人公は「東亜重工製合成人間」「庚班」。
そもそも「人類総改換計画」とは一体何だったのか??

次は2008年春…気長に待ちましょう。



1 コメント

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俺にもできた!! (あんぱんマン)
2007-12-01 16:35:30
女とヤって稼いだ金で、ソープで遊んでるオレは勝ち組!?http://sweat.wch.jp/dlm/819
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