〈私〉はどこにいるか?

私たちは宇宙にいる――それこそがほんとうの「リアル」のはずである。この世界には意味も秩序も希望もあるのだ。

東京講座7,8月のお知らせ

2018-06-30 | サングラハ教育・心理研究所関係
 引き続き、岡野先生のブログから転載する。
 新しい勇気づけのコスモロジー、そして人間の可能性追求の究極といえる唯識の代表的古典、いずれも問題山積・先行き真っ暗と見えてしまう現代にとって必須のメッセージであることは間違いない。その評価はぜひ一度参加されご判断いただきたい。
 神田および赤坂にて毎月開催しているので、ぜひご参加いただきたいと思う。
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 【東京】土曜講座 「勇気づけの心理学――コスモロジーセラピーのアプローチ」

 「私はなぜ生まれてきたのだろう?」「何のために生きているのだろう?」「死んだらどうなるのだろう?」といった人生についての根本的な問い(ビッグ・クエスチョン)は、誰もが一度は思ったことがあるはずです。

 しかし、近代科学をベースにした考え方であからさまに言えば、「偶然・たまたま生まれてきただけ」「生まれたから生きているだけで最終的な目的はない」「死んだらばらばらの物質になる(意味としては無になる)」という答えしかないようです。
 そして、それはつきつめると、「結局すべては空しい」というニヒリズムに到り着きます。それを自他に対してあからさまに言う、あるいは認めることは、いわば「究極の勇気くじき」ということもできるでしょう。

 それに対して、現代科学の宇宙論と臨床心理学と仏教哲学それぞれのエッセンスを総合的・統合的に捉えた〈コスモロジー心理学〉の考え方では、「宇宙の中・宇宙の歴史の流れに生まれてきた存在」という最大のスケールで自分を見、宇宙の中で自分がどういうふうに(how)・どうして(why)生まれてきたのか、その意味を読み取ることができます。そして、その意味を実感できるようなワークをしていくと、ニヒリズムから完全に抜け出すことができます。
 そういう意味で、コスモロジー心理学―コスモロジーセラピーは、「究極の勇気づけの方法論」といってもいいでしょう。
 その成果は、これまで小・中・高・大の各学校教育や臨床心理・精神科医療の現場で確認されてきています。

 今回は、自分に対し、またまわりの人に対し、実際にどうすれば「勇気づけ」ができるか、実習をしていきます。

 すでにステップが進んでいますが、もっとも基本的なポイントは繰り返し学習をしますから、全くの初心の方も参加していただけます(これまでの講座のDVD学習も可能です。問合せはsamgraha@smgrh.gr.jp へ)。

 7月7日 8月18日 計2回

▼講師:研究所主幹・岡野守也▼テキスト:随時配布します。▼時間:13時―17時▼講座会場:フォーラムミカサ・エコ(JR神田駅西口4分、千代田区内神田1―18―12 内神田東誠ビル8F)▼参加費(一回あたり):一般=7千円、会員=6千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=4千円、学生=2千円(当日支払可)▼定員:20名



 【東京】日曜講座「『摂大乗論』全講義」シリーズ4

 『摂大乗論』は大乗仏教の深層心理学・唯識の代表的古典ですが、本講座では古典研究・仏典研究といったアプローチとは異なり、唯識心理学・コスモロジー心理学の源泉として現代的な意味を読み解いています。

 (すでにシリーズ4に入っていますが、途中からの参加も可能ですし、加えて入門講義とシリーズ1〜3をDVDで学習していただいてから参加いただくと、より理解が深まると思われます。問合せはsamgraha@smgrh.gr.jp へ)。

 7月8日 8月19日 計2回

▼講師:研究所主幹▼テキスト:随時配布します。▼時間:13時―17時▼講座会場:東京マインドルフルネスセンター(港区赤坂3―9―18 BIC赤坂ビル8F)▼参加費(一回あたり):一般=7千円、会員=6千円、年金生活・非正規雇用・専業主婦の方=4千円、学生=2千円(当日支払可)▼定員:20名



*9月以降は、土曜日に仏教の入門的講座、日曜日にコスモロジー心理学の入門的講座を企画中です。決定次第またお知らせしますので、お待ちください。


○受講申込方法(各講座共通)
 氏名、住所、性別、連絡用の電話番号、メールアドレスを明記して、研究所あて
FAX087‐899‐8178、またはメール okano@smgrh.gr.jp へ

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