愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

山下宅治の詳細について

2001年02月17日 | 地域史
 
現在、八幡浜新聞において、今泉昌博氏が「波濤の彼方に夢を求めて」という山下宅治の生涯を綴った原稿を連載しています。
アメリカ移民研究の貴重な報告です。
興味のある方は八幡浜新聞をご参照下さい。
情報提供 大本 2001/02/17

アメリカ移民の先駆者山下宅治

2001年02月17日 | 地域史
 
明治時代、アメリカ移民の先駆者として活躍した向灘出身の山下宅治。
先日、全国ニュースでも放映されましたが、彼はワシントン大学で学び、司法試験にパスしながら、排日運動の影響で弁護士資格を取得できなかったという苦難を乗り越え、実業家として成功した人物です。
さて、その彼が、100年ぶりにワシントン州の法曹界から名誉会員として認定されることになりました。時をこえて名誉回復が実現するのです。
その認定の式典が3月上旬にシアトルで行われ、ご子孫が招かれるようです。濱知の会では、その式典の帰国報告会を3月中~下旬に行うべく、調整しています。

情報提供 大本 2001/02/17

八幡濱第一防空壕

2001年02月17日 | 地域史
 
2月10日前後の地元紙でも大きく取り上げられていたが、八幡浜市幸町に、戦争遺跡でもある大規模な防空壕の全容が明らかとなった。
この防空壕の入口には「八幡浜第一防空壕」というプレートが刻まれており、中は奥行10メートル、天井の高さは2メートル。内部はコンクリートで内装が施され、野堀りの防空壕のイメージとはほど遠い、まさにシェルターといった感じ。トイレや洗面所も完備され、戦争遺跡として非常に保存状態がよい。地元紙によると、この防空壕は朝鮮人労働者によって建設されたことや、建設に際して周囲の家屋を取り壊したという。
私も、見学に行ってみたのだが、地元の戦争(平和)学習に利用されるべきものと思う。保存の方向で話を進めてもらいたいものだ。

情報提供 大本 2001/02/17