7月15日、午前、松山にて「まじない」に関する考古学の講座で話をして、午後は日浦地区の最も奥にある米野町に行く。目的は大草履つくりをみるため。行事名は、地元では野祈祷とか村祈祷と言っている。毎年7月15日昼に、弥勒堂にて全長70センチほどの藁製大草履を2つ作って、それを上(かみ)と下(しも)の村境に吊るす。地区外から侵入する災いを防ぐため。
大草履が作られると、弥勒堂では不動明王の掛け軸を飾って数珠繰りをする。そして一献あって、終了後、村境に大草履を吊るしに行く。
大草履は米野以外にも青波にもあると地元の方は言っていた。南予や久万高原町では頻繁に見られる大草履習俗だが、それは小正月行事として行われているのがほとんど。
夏の災厄除けとして今でも続けられている事例は珍しい。
大草履が作られると、弥勒堂では不動明王の掛け軸を飾って数珠繰りをする。そして一献あって、終了後、村境に大草履を吊るしに行く。
大草履は米野以外にも青波にもあると地元の方は言っていた。南予や久万高原町では頻繁に見られる大草履習俗だが、それは小正月行事として行われているのがほとんど。
夏の災厄除けとして今でも続けられている事例は珍しい。