愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

宇和神楽・筆鉛筆供養

2006年08月07日 | 日々雑記
8月6日は地元で文化の里まつり。中町通り広場で宇和神楽を見る。ダイバンの舞。問答ではダイバンが四方の神々を聞き、その後鎮められるという内容。宇和神楽は明間で伝承されているが、中町で見るのははじめて。演目の一部分しか上演されなかったが、もっと時間をとって、全部見てみたいというのが率直な感想だが、他の出し物との兼ね合いもあるので難しいか。見るならやはり秋祭りか大晦日に明間の神社に行くしかない。

それと夕方5時50分から開明学校で鉛筆供養があった。光教寺のご住職が導師。近隣の子供たちが鉛筆を火の中に投げ入れて供養する。鉛筆に感謝するので、使い切った鉛筆を投げ入れるが本旨。一部、まだまだ使用できる鉛筆も投げ入れられている。子供には「鉛筆を大切に使ってね」とご住職がお話ししていたのが印象的。筆供養の流れを汲む行事だろうが、文化の里・開明学校で行われるのにふさわしい。学問上達の感謝と祈願の行事として来年以降も参加しよう。

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