愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

祭りの最後 神霊(みたま)を遷す

2009年10月24日 | 祭りと芸能
今日も夕方は保内秋祭りに馳せ参じる。昼には愛南町の生涯学習講座で祭りの話をして、それが終わって、一目散に保内に向かって車を走らせた。御旅所での様子をゆっくり見るため。何とか夕方に到着して見ることができた。

保内町の三嶋神社の祭礼は、夕方、雨井にある御旅所でそれぞれのお練りが集合して賑やかになる。19時半までそれぞれのお練りが御旅所に入り、最後、雨井の四ツ太鼓が入ると神輿が神社に帰えっていく。

お練りはそのまま各地区にゆっくりと戻っていくが、三体の神輿は20時過ぎに神社に到着し、そのまま神霊(みたま)を遷す神事が行われ、無事、祭りが終了となる。写真は、その神事が行われる頃に撮ったもの。祭りの最後の神事であるが、参列するのは神社の役員、関係者が中心で静かに行われる。

御旅所での喧騒とは打って変わって、神社での静かで、おごそかな祭りの最後の儀式である。

保内秋祭りの牛鬼

2009年10月24日 | 祭りと芸能
23日は午後、2時間ばかり休みをとって釜倉のコスモスを見に行く。そして急ぎ、保内へ向かう。23日と24日は秋祭りだ。

保内町の三嶋神社祭礼は、平成19年から10月23日に近い土曜日に行われている。前日金曜日(今年は23日)は宵祭り。宵祭りでは本祭りに出るお練りがそれぞれの地区内をまわる。この写真は、宵祭りで赤網代を練り歩く牛鬼。祭りではその他に御船、御車(人形屋台)、五ツ鹿、唐獅子、四ツ太鼓が出る。南予地方の祭礼の特徴・要素をほとんど兼ね備えた賑やかな祭り。