時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

亀田興毅は「予想以上」に強かった――TBSの誤算

2006年08月03日 09時25分00秒 | スポーツ
WBA世界ライトフライ級選手権で、亀田興毅がファン・ランダエタを判定で下して王者となった。別に記事へのリンクを貼る必要はないだろう。

日本人の気質として判官贔屓が挙げられる。甲子園では優勝チームよりも負けたチームの選手のほうが人気者になることも多い。

昨日の試合は、年末に防衛戦を中継するTBSが中心となって仕組んだ八百長の結果という批判がある。しかし八百長は行われなかった。不正介入があれば、亀田興毅はおそらく負けていた。
TBSは長年、娯楽を提供している実績を持った企業である。また、近年のスポーツイベントには海千山千の広告代理店が必ず付いている。彼らのマーケティング・リサーチ能力は侮れない。もしも八百長を行える環境にあれば、観客も視聴者も納得し、さらに今後の展望も開けた「亀田、惜敗」というストーリーを描き出していたはずだ。
昨日の試合を、結果において最高のストーリーに仕立てるのであれば、亀田興毅は第1ラウンドにダウンを奪われながらも、最後まで闘志を失わずに戦い抜いた。瞼を切る怪我もした。しかし、結果は判定で敗れた。12月31日は、この屈辱を晴らすリベンジ戦という筋書きになろう。かなりの視聴率を期待できそうだ。
正直いって亀田の頑張りは、予想外だった。10ラウンド以降、いつダウンしてもおかしくないと感じていたが、彼は一度も倒れなかった。もしも昨日の試合で亀田が敗れていたら、アンチ亀田の人間たちも何割かは彼を見直したかもしれない。

しかし結果は正反対の「最悪のシナリオ」になってしまった。どう見ても劣勢の亀田が勝ってしまい、亀田に声援を送っていた者たちすら白け、疑惑の判定とまで言い出す始末だ。

なぜ、こんな失態を演じてしまったのか?
それは、このイベントを仕掛けた人間たちが、亀田興毅の実力を見くびっていたことに他ならない。おそらく彼らは、もっと大差をつけられて亀田が敗れると予想していたのだろう。そして、もしも亀田が逃げまくって判定に持ち込めたときに、2ケタのポイント差を付けられて0―3で敗れるというような無様な結果は避けたかった。
そこで、八百長とまでいえば言い過ぎになるかもしれないが、ジャッジに大人の配慮を求めた。あまり大差を付けないで下さいと……。
そこでジャッジは亀田の良い部分を探し、得点を挽回させた。あるいはジャッジも、亀田が最後までリングに立ち続けていられるとは予想しなかったのかもしれない。フランスと韓国のジャッジは、ともに「他の2人はランダエタ優勢」と判定することを疑わなかったのだろう。プロの目で見れば当然の判断だろう。そこで自分が亀田にすれば、ランダエタ2―1亀田となって格好が付く。

かくして、今後への最高の筋書きとして、亀田、無念の敗戦で大晦日にリベンジと成るところを、疑惑の判定で新王者誕生という最低のストーリーになってしまった。
判定が発表された瞬間の「えっ、オレなの?」という亀田興毅の表情がすべてを物語っている。

たしかに言動などには問題点も多い若者だ。しかしボクシングには純粋に打ち込んでいた若者だと思う。そんな純粋な若者に群がって利用して、「汚れた王者」に仕立て上げてしまった大人たちの責任は重い。


【蛇足】
久々に自分の存在をアピールしたかったんだろうが、全然、空気が読めずに逆効果な人がいる。こんな感覚じゃ政界復帰なんて永久に無理じゃないかと哀れむ。
私も「こうき」、ともに闘おう!

【追記】
8月6日深夜、突然コメントが増えまして、リンク元が「ime.nu」なんで「おっ、2ちゃんあたりに晒した者がいるな」とピンときました。
別に2ちゃんに晒されても構わない……というか、昔のライブドア時代は、わざわざ2ちゃんねるにトラックバックしていたほどですから(物好き)。でも「関連ページ」の存在はちゃねらーでも知ってた人は殆ど居なかったようで、誰も来てくれなかったけど。
>>5 のhttp://info.2ch.net/test/tb.cgi?……ってURLを開けて見てみてね。

ただ、気になるのが、コピペしてる部分が、
「日本人の気質として判官贔屓が挙げられる。甲子園では優勝チームよりも負けたチームの選手のほうが人気者になることも多い」という部分で、
「なんで、こんな前振りの部分を貼るんだ?」
貼るんだったら、むしろ、
「昨日の試合は、年末に防衛戦を中継するTBSが中心となって仕組んだ八百長の結果という批判がある。しかし八百長は行われなかった」
って部分だろ?
もしも筆者が釣る気なら、絶対にこっちを貼るぞ……と、ずーーっと思ってましたが、ようやく謎が解けました。
B5OzbGpN0さんは「判官贔屓」という部分を「日本人は判官贔屓だから、試合に勝った亀田ではなく、負けたランダエタに同情している」とストレートに受け取ったんだろう……と気付いた訳です。
最後まで読んでもらえば、判官贔屓とランダエタは全く無関係で「劣勢で勝った亀田よりも、フルラウンド戦って惜敗した亀田の方が支持されるだろう」という主旨で、「判官贔屓」は「負けた亀田」に掛かるのですが、そこまで到達して貰えなかった様です。
でも自分で読み返してみると、見落とされても仕方ないなーーと反省しております。――そこまで至る道程が長すぎます(自爆)。
中盤の「かなりの視聴率を期待できそうだ」の後に「なぜならば、日本人は『判官贔屓』だからだ」と、もう一度だめ押ししとくべきでした。
……ブログって、本当に色々と勉強になりますね。