時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

なぜアラブとユダヤは戦い続けるのか?

2006年08月22日 14時29分00秒 | 学術・教育
キリスト教ってのは、神様がマリアにキリストを産ませて、彼がメシア(救世主)となって人々を救う――が基本コンセプトです。
その後、キリストをさらに権威付けるために「カエルの子はカエル」という理屈で「神の子は神。だからキリストも神」という教理に発展します(三位一体論)。

イスラム教とは、唯一の絶対神アラーがいて、それが預言者を遣わせて人々を啓蒙する――ってコンセプトです。ムハンマド(マホメット)はアラーが遣わした預言者です。
イスラム教では、アラーはムハンマド以前に、別の預言者も送ったことになってます。それはキリストです。キリストもムハンマドと同じくアラーが遣わした預言者の一人としています。
イマ風に言えばイスラム教はキリスト教にインスパイヤされて誕生したと言えます。
キリスト教の聖地とイスラム教の聖地が重なってしまうのは、偶然ではなく必然なのです。
キリスト・ヨドバシが「業界一の安さ!」って売り上げを伸ばしてたら、イスラム・ビックカメラが「ヨドバシよりも安い!」って参入したような物ですね(なんちゅう例えじゃ)。
後発組は、先行組の弱点を突く比較広告をよくします。
「向こうはポイントで還元だけど、うちは現金で還元!」みたいに。
後発のイスラム教が勢力を伸ばすには、キリスト教の欠点を突くのが効果的です。
「キリストは神って言ってるけど、神が遣わした只の預言者だよん。ムハンマドも、キリストと同じ預言者じゃ~。だから、その上にいるアラーを信じなさいね(はあと)」

つまり「キリスト教もイスラム教も、お互いに認め合って仲良く」というのは教理が相反しているので無理です。穏健派は「水と油だね~」なんて居酒屋で話すこともできますが、原理主義者は、相手の教理を容認することは自分達の教理を間違いと認めることになるので、絶対にできません。

ヨドバシとビックカメラは競争するしかありません。
だって同業他社ですもの。



【ブログ移転のお知らせ】
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目白御殿が公園に

2006年08月22日 07時18分41秒 | 政治
目白の田中角栄元首相のお屋敷の一部が公園になるらしい。(21日・共同通信)
大いに結構な事だと思う。別に田中真紀子が嫌いだからではない(笑)。

格差社会が問題と叫ばれているが、一代限りの格差については大いに賛成する。成功者はビル・ゲイツのようになればいい。23億円で宇宙旅行するのも良いだろう。そんなドリームが実現されなければ、死に物狂いになって働く意欲など湧かない。

しかし格差が孫・子の代まで遺伝するのは大反対だ。青森の監禁馬鹿者も、大阪の監禁馬鹿者も、資産家の親の金でぬくぬくと育てられ、あんな馬鹿げた行動を取った面は否めないだろう。
かなりの数の株式会社が同族経営で私物化されているのも、創業者の所有株券を相続で代々持ち続けるからだ。断っておくが、子孫が会社経営をするのが全部、悪いとは言わない。経営の才に恵まれれば、たとえ筆頭株主でなくても経営を任せられるだろう。そんな才能に恵まれない人間が株券だけで経営者に収まるのが良くないというだけだ。

『ハリー・ポッター』翻訳者の松岡佑子さんの納税問題でも書いたが、日本の累進課税は国際水準に比べて高すぎる。高額納税者の限度額を引き下げて、諸外国並みにするべきだ。
ただし、格差が子孫に伝わらないように、相続税はたっぷり徴収する。極論をいえば100%でも構わないと思う(笑)。親は親、子は子でリセットするべきだろう。そうした相続税によってまかなわれた金を、格差社会でケアが必要な社会保障に当てればよい。
「児孫のために美田を買わず」
昔の人は良い言葉を残している。

もちろん相続税を上げれば、節税対策として生前贈与が盛んになるだろうから、贈与税も相続税に準じて上げるべきだろう。
コメント (2)
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