南勢ユニオンのブログ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

介護保険計画の説明会で質問しました

2014-12-19 10:39:00 | リポート
伊勢市は5会場で、介護保険事業計画案・障害者計画案の説明会を開いていますが、12月18日、市内小俣町で開かれた説明会に参加しました。市民の参加者は十数名で障害者や施設関係者もいました。
介護保険事業計画案については、8ページ程度の概要版で説明が行われました。概要版は抽象的で計画も項目だけをピックアップしたもので、具体的な中身はさっぱりわかりません。
私は、計画案の全文を事前に読んでいましたので、次のように感想と質問を発言しました。

《感想》
 政府は医療介護総合法を来年4月から実施するが、介護保険を利用させなくする、介護保険から追い出すという政府の方針を実施するために伊勢市ものりだしてきたと感じた。概要版の8ページの理念の箇所で、「要介護認定者の増加が見込まれることから、高齢者を公的なサービスだけで支えることは難しい状況が予測され……地域における支えあいや助け合いが求められます」とある。地域の助け合いというが生易しいものではない。医療介護推進総合法を来年4月から全面的に実施する桑名市では、すでに介護保険を利用しにくくする行政が行われているではないか。

《質問》
1.医療介護総合法では、市民にとってものすごく不利益になる内容が実施されるのに、なぜ計画案では書かないのか、市としてその対策を明らかにすべきだ。
市民に不利益な法律の内容---①要支援者のデイサービス・訪問介護が介護保険から外され、市の事業に移行する。②特養ホームの入所者を原則要介護③以上に限定する。③一定所得者は利用料を現行1割から2割負担にする。④一定額の預金の施設入所者の補助をなくす。ーーーこんな大事なことをなぜ計画案に書かないのか。

2.特養ホームの待機者は1,000人を超えるのに、向こう三年間の整備計画は60床のみだ。低所得者が入所できる施設は特養ホームだけだ。60床のみの計画で、低所得者をどうするつもりか。

以上の質問に対し、市の担当者からは、医療介護総合法は全国で実施されるので計画に書かなかった、特養の待機者1,000人の中には、所得の高い人もいるなどと、説得力のある答弁はありませんでした。

  地域の役員さんも熱心に発言していました
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする