「地域に開かれ親しまれる施設」というが、実態は住民そっちのけ
計画案は施設整備の基本方針として新施設を「地域に開かれ親しまれる施設」とアピールしています。しかし計画案を審議した有識者委員は「親しまれることは難しい・・・(住民には)受け入れにくい」と述べ、また建設候補地周辺地域の委員は「地域住民の大多数の賛成を得ているわけではなく、建設地として確定しているわけではない」と言っています。(2021年5月26日、第8回基本計画策定委員会)
地域住民の賛成を得ているわけではなく、建設地として確定しているわけでもないのに、施設整備計画を作成することは、住民無視の行為であり認められません。計画案を撤回すべきです。
一部地域と他の地域への扱いが差別的
広域組合は建設候補地から半径3キロメートルを環境影響の及ぶ範囲としていますが、「親しまれることは難しい」施設の建設について、周辺地域住民への説明責任を一部地域を除き果たしているとは言えません。広域組合は、西豊浜町上区に対しては、全住民対象の説明会を開催し住民一人一人から広域組合に対する要望について、個別に回答しているが、他の地域住民にはそんなことはやっておらず差別扱いを行っていると言わざるを得ません。ごみ処理施設からの環境影響に関しては、西豊浜町上区と他の地域とは区別する理由がありません。他の地域に対しても全住民対象で上区と同様の説明会を開催すべきです。
建設候補地選定の経過をガラス張りにせよ
建設候補地の選定を協議した会議の会議録が非公開となっており、これでは住民の納得が得られるわけがありりません。当該会議録の公開を要求します。
実態と異なるSDGsの僭称はやめるべきです
計画案は施設整備の基本方針の項目ごとに、SDGs(持続可能な開発目標)のマークを配置しているが、まったく実態にふさわしくありません。例えば、「気候変動に具体的な対策を」のマークを配置していますが、ごみ処理施設から排出する温室効果ガスを大きく削減する具体的対策を示していません。
以上
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