高雄駅にも程近い六合夜市には、観光夜市の看板が立っていて、一部歩行者専用になっているものの、バイクが容赦なく侵入してきた。
想像していたよりスケールも小さく、中国的猥雑さも薄く、チト物足りない感があった。
それにしても、台湾の街にはセブンイレブンをトップにコンビニが多い。
澄清湖は人造湖で、西湖を模した景勝地になっている。
そこにある九曲橋は、魔除け(悪魔は直進しか出来ないらしい)のために上海豫園前の橋のように直角にジグザグした造りになっている。
周りは高級住宅地で、湖の傍には高雄円山大飯店が建っている。
竜虎塔で有名な蓮池潭ではご利益があるということなので、龍の口から入って、お賽銭を入れ、虎の口から出てきた。
高雄は熱帯のようで蒸し暑く、市街を一望できる高台にある寿山公園の夜には少し涼しげな風が通るため、デートスポットになっているようだった。
1652年にオランダによって建造された城も、現在は中国風に改築されて、わずかに当時の煉瓦壁が残っている程度だ。
庭内には「鄭成功に降伏するオランダ人」の銅像が建っていた。
鄭成功を祀った延平郡王祠も近くにあって、鳥居は日本時代の物らしい。
宝覚寺の布袋さんは昔のままだったけど、お寺自体は覆堂に収まっていた。
台湾のお寺や史跡の歴史は浅く、風景も自分なりには取り立ててスゴイと感じるほどではないけれど、つい欲張っていろいろ見学したくなる。
日月潭も湖畔が整備され、ホテルも建ち、文武廟(孔子、関羽、岳飛を祀っている)も立派な門が建ち、豪華なたたずまいになった。