中国のエンターテインメントと言えば、とりあえず京劇と雑技ですかね。
船頭と若い女性の船上での掛け合い「秋江」は、演技だけで船に乗っている雰囲気が良く出ていて面白く、アクロバティックな「孫悟空」は、雑技風なアクションで楽しい。
事前にストーリーの解説を聞いてから見ると、非常に分かりやすくて、案外ストーリーは単純だ。
歌舞伎のような背景舞台装置(大道具)がまるで無くて地味に感じるけど、なにげない演技に引き込まれる。
金代に造園が始まって清朝の乾隆帝が形作った庭園。
その後アヘン戦争で荒廃した庭園を、国庫を省みず再建させた西太后さんのお陰で、豪華絢爛な庭園内を観賞させて頂きました。
絶対に沈まない石船清晏舫、700m以上も続く長廊(寝室から食堂まで、ダイエットを兼ねて雨の日でも歩けるように作ったらしい)、排雲殿等、時の権力者の個人目的のために税金を流用して作られた建築物が今、世界遺産となって結果的に国民の財産に変身して残った事は良かったのかな。