「文庫X」なる本があります。
タイトルや著者名も隠されてて、値段とページ数のみ公表されている本です。
最初書店でそれを見た時は、また変わった売り方をしているな・・・
と興味は持ったものの、自分の趣味に合うものかどうか全くわからなかったので
購入は見送ったのですが、
どうやら12月9日にタイトル公表をしたらしく、
別の日に別の書店に行った時にはそのタイトルを隠したカバーがついた本の後ろに
カバーを外した本来の背表紙の本が置いてあり、中身が分かるようになっていました。
通常の文庫本と同様、中身をパラパラ見てみることもでき、
面白そうな内容だったので購入しました。
そしてこれが、大当たり。
売れ行きは好調らしく、もうほんと、是非日本中の人に呼んで
広く知れ渡って欲しいという内容でした。
もう公式にネタばらしはしているものの一応ここではタイトルは伏せておきます。
でも内容を少し書くと、
ノンフィクションで、冤罪の事件及び冤罪の可能性のある(あった)事件について・・・
そして何故、何が理由でそんなことになってしまったのか。
専門的な内容も分かりやすく書かれてあって読みやすいです。
読み終わった後・・・どころか読んでる途中にも、
何かしなきゃ、って気になります。
でも一ジャーナリストでさえ無力感を感じるこの大きな敵に対して、
私たちにできることはせめてこの本を一人でも多くの人が読んで
「知る」ことからかなと思います。
読む価値あり!の一冊です。