マツコの知らない世界、という番組があります。
全然興味ないと思っている「○○の世界」というテーマで毎回、
それを極めた人たち(素人)が登場して、その自分の好きな世界のことを楽しそうに話してくれます。
それを聞いていると、マツコとともに見ているほうも、意外と面白い世界だなぁと関心すること然り。
たとえばラッピングの世界だの、池の世界だの。。
でも、この番組そういう意味で面白いんだけど、同時に心がざわついて苦しくなります。
あれは、かれこれ10年も前のことになるでしょうか。
じゅんねご、調子に乗って本を出しております。
それはまあいんだけど、ちょうどその頃私、ピリピリヒリヒリしている時期で。
もう、色んなことがわーーーってなって、本に書き出してもそこから
はみ出すくらいのことがわぁわぁ押し寄せてきていて。
まあそれは言い訳として、とにかく尖がっている時期だったんでした。
そして、本を出したということで地元の自治会長の人から、
あるイベントの時に私に講演をしてくれという依頼が来たのでした。
今思うとありがたいことです。
当時も、ありがたいとは思ったもののそれよりも尖がった部分が角出しててさ。。
まず、その依頼は私が留守の時に実家におじいちゃんがやってきて
うちの父に話をして帰っていったのでした。
だもんで、私は直接聞いていない。
詳細の打ち合わせとかの話もない。
○日に、と聞いていた日の直前になっても連絡ない。
一応、資料はせっせと作ってはいたんだけどね。
なんだか「向こうから連絡してくるべきじゃん」ってイラってしてて、
敢えてこっちからは連絡せず。
当日と思っていたその日も過ぎ、あれ、聞き間違い(行き違い)だったのかな△日かな
とは思ったものの、もうそれより怒りの感情が勝っちゃってさ。
△日にしても、連絡遅すぎる、失礼だ、ぷんぷん。て。
そして、そうこうしているうちに△日に仕事(休日出勤)の予定が入ってしまったのでした。
「△日にする」という正式な依頼は直接聞いてないし、
そんな曖昧な予定のために仕事断るなんてできひんし・・・・
もう、知らん!
そうそう、10年前はほんとこんな感じだったなぁ私・・・。しみじみ
とんがりまくっておりました。
ちなみに類は友を呼ぶ、てわけで当時付き合ってた人もそんなとんがった人たちばかり。
この頃クマ夫と出会っていたらなと思う。
いや当時の私はそんなクマ夫のよさに気づけただろうか。
話がそれました、
そんなわけで、△日の何日か前にやっとそのおじいちゃんから電話があった時には
すっかり拗ねてしまっておりまして、
「仕事が入ったので行けません。そもそも何日にあるかはっきり聞いていなかった」
と断ってしまったわけでして。
あてにしていたおじいちゃん(自治会長さん)も当然焦って「なんとかなりませんか」って言ってきて、
さすがに私もちょっと悪いな、とは思ったもののも仕事はキャンセルできなかったし、
結局意地が勝った形?で、断りました。
そのことがね、今でも胸の奥でヒリヒリしているんです。
ごめんなさいおじいちゃん。。
私の暗黒時代。
私、とんがってました。。。
でも、そうでなかったらあんなに色々挑戦できなかっただろうし、
本もかけるほどにはならなかった、かもしれない。
とそんな言い訳をしながら、
あの時素直になって講演してたら、今売れ残っている本の数はもうちょっと少なかったかもしれない、
などと寂しく思うのでした。。
講演と言っても、プレゼン資料(世には出て行かなかったものの)作りながら思ってたんだけど
「ほんとにみんなこんなの興味あるのかな?私の歩んできた人生なんて、自分でまとめてたら
おもしろいけど人が聞いて面白いもんなんだろうか?」
とちょっと思ってた。
だけど、この”マツコの知らない世界”(やっと元の話に戻ってきました。)見てると、
意外と面白いんよね。
素直に、「へぇこの人はこんな人生だったんだ」って思える。
なんだかそんなことを毎回思い出させられるので、
胸がぎゅううぅって痛くなる番組なのでした。
人生における後悔のうちのひとつだな。
(後悔していること2つある、戻ってやり直せるならその2つを塗り替えたい)