この本、めっちゃおもしろいです。
表紙だけ見たら、まじめそ~~~な難しそうな本に見えますが、
こんな感じでタバコ吹かしながらブツブツ文句言うおばちゃんと、
何を言われてもエッヘヘと笑っている博士の会話で進んでいきます。
で、中身がまたわかりやすくて面白いの。
たとえばこれ。
楕円の面積の公式って、何故かどうしても覚えられなかったのよね。
そらそうだ、学校ではこれ、公式がいきなり出てきてはい覚えて、て感じだったと思う。
ここでは積分の考えを使って、「円を横に(a/b倍)伸ばしたもの」と考えます。
したら、
楕円の面積=(πb^2)X(a/b)=πab
とすぐに出てきて、ほらこうして導き出した公式は忘れない。
この右下の、半球とすり鉢形の体積が同じということの証明とか、
一見難しそうに見える問題でも、ひとつの簡単な原理(ガヴェリエリ)さえ知ってれば
するすると解けてしまう。
球の表面積だって、公式を暗記しなくても円の面積から引き出せちゃう。
それもこれも、積分という考え方があるから・・・。
なんてすばらしい
頭の体操にちょうどいい一冊です
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