身近な植物図鑑 目白の森編
五月の連休に目白の森(公園)に、行って来ました。JR目白駅から、歩いていけます。
園内には、区内でも有数の大きさのシイノキやクスノキがあり、手押しポンプがついた井戸は子供たちの人気者です。園路をたどると森の中に入っていくようにわくわくし、視界が開けたところがトンボ広場です。広場には池があり、春先にはオタマジャクシが見られます。細い園路を行くと小鳥たちの空間があります。ここでは静かに小鳥を見守りましょう。目をつぶると山の中にいるようです。
目白駅近くの、閑静な住宅地の中にあり、酒造メーカーの社長さんの邸宅跡を、樹木や池などを残して、里山の雰囲気がそのまま残るように整備され公園として公開されています。
目白の森 公園の写真を撮ってこなかったので、探してみたら 動画サイトのYou Yube に、この目白の森で行われた夏休みの子供対象の自然観察会の動画がありましたので、載せてみました。目白の森が、どんな公園か少しでもわかってもらえればいいかしら。
http://www.youtube.com/watch?v=6iHNuz1mSUc
屋敷林というのでしょうか?
お隣の江古田にも、江原屋敷森緑地という公園があります。ここは、江戸時代からの旧家、花咲家の庭の一部を、中野区が買い取り、屋敷林のある都市緑地として整備保存し、公園として公開しています。
だんだん、広いお庭があるお屋敷も遺産相続の関係で、家は壊され土地を切り売りされてしまうので、このように区や買い上げて、区やボランティアのみなさんが管理して頂いて、個人の持ち物では、お庭拝見ということはないので、公開されるのは、うれしいことです。、
と、いったことで、家から1.5キロぐらいしか離れていないので、身近な植物として、数枚の写真をのせようと思います。
レンゲソウ
ありそうで身近には無い植物なので、以前から一度は実物を見たかったの
ゲンゲ(紫雲英、学名 Astragalus sinicus)はマメ科ゲンゲ属に分類される越年草。中国原産。レンゲソウ(蓮華草)、レンゲ、とも呼ぶ。春の季語。かつて水田に緑肥として栽培され、現在でもその周辺に散見される。
化学肥料が使われるようになるまでは、緑肥(りょくひ = 草肥:くさごえ)および牛の飼料とするため、8~9月頃、稲刈り前の水田の水を抜いて種を蒔き翌春に花を咲かせていた。これはゲンゲ畑と呼ばれ、昭和末頃までの「春の風物詩」であったが減少している。
畑は田植えの前に耕し、ゲンゲをそのまま鋤きこんで肥料とした。窒素を固定する根粒菌の働きで、ゲンゲの根には球形の根粒がつく乳牛を飼っているところでは、飼料とした。
・・・なるほど、だからテレビでレンゲ畑がよくうつされていたのですね。
きれいだからだけでなく、こんな訳があったのですね。それにしても、色鮮やかで、思っていた以上に大きな花ですね。
豆科の植物の唇型の花が、ぐるりと一周した形だったんですね。
カキドオシ
日本全土の道端などに自生する多年草
開花期は春(4〜5月)。花は葉腋から出て、薄い紫〜紅紫で斑点がある。
隣接地から垣根を通して進入してくることがカキドオシの名前の由来となっている。
オオアマナ
オオアマナはヨーロッパ、南西アジア原産の多年草で、観賞用として栽培されています。初夏の花のあとには葉は枯れ、また翌年芽を出します。
オオアマナは英名で Star of Bethlehem (ベツレヘムの星)といいます。オオアマナの白い星型の花をみて、名づけられたのでしょう。他にもベツレヘムの星とよばれる鑑賞植物には、同じように星型の花をしている、他の Ornithogalum 属の花や、ホシアザミなどがありますが、最も一般的なものはオオアマナです。
このオオアマナ、日本でも野外で咲いているのを見かけることがあります。元々は観賞用として日本に入ってきたものですが、鱗茎を含んだ土の移動などで、逸出し野生化したものです。オオアマナの鱗茎は小球をよくつけ、繁殖力は旺盛です。一度植えると、移植しようにも土の中の小さな鱗茎を取り除くことは困難です。オオアマナを庭に植えるときは、よく考えて植えてください。
なるほど、白い花弁と緑のがくが涼しげで、観賞用に良いと、思っていたのに・・あぶない・あぶない ・・・・だから、自分用の身近な植物図鑑が必要なんですよね。
ツタバウンラン
目白の森からの帰り、ご近所の道端を見てびっくり、小さな紫色の唇型の花を発見!
以前、ブログで見たツタバウンランです。
カキドオシと、似ているけれど、花も葉も、違います。
この写真を撮った時は、で始めでまだ広がっていないのですが、7月の現在は、かなりの範囲に広がっています。
ヨーロッパ南西部や中部生まれの帰化植物です。日本には、大正元年(1912年)に観賞用として渡来したそうです。
石垣や城壁のすき間などに生える、つる性の植物です。
茎は地面をはって伸び、長さは20cm~30cmになります。
葉柄の脇から花茎を伸ばし先端に紅紫色の花をつけます。花は唇形で径10mm。上唇は2裂し先端は丸く、下唇は浅く3裂し、中央には黄色で2本の隆起物があります。球形の果実の柄は暗いところに向かって伸びる性質があるので地中にもぐって結実します
そういえば、花期後、果実、種は見かけません。
目白の森で、見かけた「カキドオシ」と、にていますが、力強さが違いますね、
キンギョソウ、 トキワハゼ、カキドオシ、ツタバウンラン・・・これらの花を唇型の花というのですね。最近知りました
次は名前が、わからないのですが (ノミノツヅリでした)
この記事を載せたところ、すぐに花紀行のとんちゃんさんから、お教え頂きました
この植物も、最近見かけるようになったので、写真を撮ってみました。
今は、どうなっているかと確認に行ったところ、すっかり茶色になり、枯れてしまっています。
その場所は、薬をまいたりしないところなので、やはり春限定の植物のようですね。
花に焦点があっていなかったのでわかりにくですが、、左端のタンポポの葉と、背景の石のブロックの大きさだ判断していただけにかしら?
なかなか、名前がわからなくて、記事を載せるのが遅くなってしましました。
● じゃーん、名前がわかりました。
「花紀行」のとんちゃんさんが、すぐに、名前を教えてくださいました。
ノミノツヅリ でした。
この写真から、名前を教えてくださいと言っても、難しいでしょうが、わかる方がいらしゃったらお教えください
良かったです。
早速、調べてみると
ノミノツヅリは全世界に分布する越年性の一年草。か弱い姿ではありながら、乾燥する道端や荒れ地に生育する。秋に芽生え、春には広がって株を作る。茎は、最初は横に這うが花が咲く頃には立ち上がり、節ごとに枝を分けて上部は広がる。茎には全面に短い下向きの毛があるが、肉眼ではほとんど見えない。花は3月から6月まで咲き続けるが、節ごとに2つの枝に分かれるので、次第に大きな株になって咲くようになる。
いわゆる雑草であり、日なたの草地に出現する。ただし背の低いものであり、裸地に近いところに出ることが多い。特に乾燥したところに出現することが多く、舗装道路脇や路側帯、アスファルトやコンクリートの隙間から出ることもよくある。
そうそう。見つけた所は、側溝と壁の間とか、土向き出しの駐車場の隅に生えていました。今はもう、茶色にすっかり枯れ果ててしまっています。いま、同じ駐車場には、エノコログサが、生えています。
蚤綴り・・ごく小さい花ってことですね。。。本当に、小さな花でした。
とんちゃんさん、いつも応援ありがとうございます。